今冬は特に家にいることが多くて。
社会情勢的なこともありますが、奥さんの妊娠や、仕事を休日にやらないといけないことも重ねてすっかり、お出かけの機会は…
ルームウェアにこだわることはあまりなかったのですが、リラックスできる格好の必要性は高まり上着を考えることとしました。
概要
LYLE&SCOTT Cashmere Sweater
これまであまり関わることがなかったLYLE&SCOTT(ライル&スコット)
存在自体は知っていたもののどうしても、近年だとオジサンブランドのイメージがありまして。
まぁ、そもそもすっかりオジサンと呼ばれる年齢なので、問題はないのですが。
ライル&スコットといい、マグレガーといい、ライセンスものはどうしても、一度オジサンイメージがつくと復権は難しいかもですね。
その点、LACOSTEってすごいですよね。
話がそれましたが、そんなライル&スコットのたぶんちょっぴりヴィンテージのカシミヤニットです。
今年の初頭に一枚目、最近二枚目をリピートしました。
これをおうち時間でリラックスできるルームウェアにしようという、魂胆です。
LYLE&SCOTT(ライルアンドスコット)とは
画像引用:英国の伝統と格式を纏う「ライルアンドスコット」の上質なカジュアルニットスタイル | ナノ・ユニバース公式通販サイト | nano・universe
1874年 英スコットランド・ホーウィックにて創業を開始したライル & スコットは 英国のロイヤルワラントを使用することが認められているブランドとして世界にその名を知られています。 146年の歴史から世界最古のゴルフアパレルとも呼ばれ、(中略) 1980年代に入り"CASUALS"と呼ばれるフットボールギャング"の間で再流行し、今日ではスポーツカジュアルの定番として英国、アイルランド、スウェーデンおよびその他のヨーロッパ各地において幅広い世代で支持され続けています。
ニットと言えばスコットランド。
英国ブランドをはじめ、昔のブルックスブラザーズなんかも、スコットランドブランドに委託するほどニット産業が盛んです。
近年は後継者不足や、最低賃金問題で大変そうですけどね。
そして、みんな大好きロイヤルワラント持ちらしい。
スポーツウェアというのは、アクティブなイメージですが、以外とルームウェア~ワンマイルウェアと相性がいいですよね。
なにせ、動きやすいんだもの。
そして、ニットはもともと室内でくつろぐためのもの。
実質的にも、歴史的にもルームウェアに最適ではないでしょうか。
なぜライル&スコットを・・・
偶然の出会い
偶然立ち寄った古着屋のセールで投げ売りされていたブルックスブラザーズのカシミヤニットを、購入したのが昨年末。
ちょっとしたシミが気になって洗濯しましたら、着丈がチンチクリンになってしまいまして。
仕方ないから部屋着にしていたんですけどこれが、大成功。
軽く、暖かく、肌に触れる感触がよいカシミヤは自宅での時間を(たとえ古着でも)よいものにしてくれました。
となると、しっかり選びたくなるのが私でして。
チンチクリンでない丈で、できたらややゆったり目で探したのが、ライル&スコットのセーターでした。
ゴルフウェアとしての・・・
先程にも書いたのですが、ゴルフウェアとして、有名な当ブランド。
ゴルフは腕をよく使うスポーツでありながら、品位を保つために着心地+美しさも求められます。
その観点で言えば、ちょうどいいのかなと、考えたのがライル&スコットだったのです。
そして、オジサンブランド扱いされているから、一部のファンを除いて需要が少なく、ヴィンテージカシミヤのものも投げ売りされていますしね。
メンテンナンスについて
これらは古着なので、メンテナンスをしてから着るようにしています。
もともと美品のものを選択するのは当然としても、虫をわかせないことや着心地をキープ(復活)させるのは大切ですから。
というわけで、はじめの洗いはもちろんランドレス。
大容量で、おすすめの一本。
あんまりガシガシあらわないですが、それでも、縮みは起きるので桶で優しく揺らすように汚れを浮かせるイメージで。
また、ブラッシングもします。
僕は「平野ブラシ」を使用しています。
毛並みを整えて、毛玉があまりできないように。
いかにルームウェアといえど、雑に扱うものではないと思います。
そりゃおしゃれ服よりは気楽に使いますけどね。
ディテール
ふわふわのカシミヤというよりも
さて、ディテールです。
グレーの方はsize42
狙いの通りルーズフィットです。
対して、赤は40。
ジャストサイズよりの少しゆとり、くらいのサイズ感。
普段UK36~38なので、どちらにしてもゆるめでノンストレスです。
これらのカシミヤは、結構目がつまっていてしっかりしてます。
激しく動くスポーツのスタイルをイメージしているからかもですね。
UNIQLOのカシミヤは、つやつやすべすべ(だけど薄い)
ブルックスブラザーズのカシミヤは、ふわふわ
とするなら、
しっかり、でも柔らかい
といったイメージです。
袖付の特徴
そして、袖付けもラグランになっています。
肩が動かしやすい構造ですね。
しかも、良くあるラグランよりも、前腕部にむけて折れ曲がっており「前に動かす」腕の動きを妨げないようになっています。
ちなみに、こちらは、件のブルックスブラザーズ(現行・イタリア製)のセーターの袖付け。
ANDERSEN-ANDERSENなんかも同じです。
こちらは、ジョンスメのウールセーター。
所謂セットインスリーブの形ですね。
ちなみに、同じスコットランドせいのブルックスブラザーズのカシミヤニットは、同様のラグランでしたが、前腕部への傾斜はなし。
ニットでもパターンの違いで着心地は変わるので、ひとつのポイントになりそうですね。
まとめようナ
このセーターのおかげで、自宅でのクオリティーオブライフはかなり上がっていると思います。
テレビをみながらセーターを、撫でている様子を奥さんに指摘されるあたり、無意識的にもやわらかさを堪能しているのでしょう。
スウェットもいいですが、カントリージェントルマンのように、セーターを着て年末を過ごすのもいいのでは?
(でも、下はUNIQLOのスウェットだったりします 笑)