「赤いニット」が好きです。
赤は元気の出る色だと思いますが、その主張が強すぎで、なかなか装いに落とし込むのには勇気がいります。
しかし、「柔らかさ」「ふわふわ」「やさしげ」なイメージがあるニットなら多少は何とかなるのではないのでしょうか?
また、赤い服といえば
- 還暦祝い
- サンタクロース
などの、おじいさんのイメージ。
個人的なエピソードを挙げてしまえば、祖父が赤いニットベストを着て働いていたこともイメージに拍車をかけているのでしょう。
これまでも、「赤いニット」はいくつか愛用していました。
以前Blogに書いたのはこちら。
さて、今年たまたま伺った古着屋で出会いがありました。
タイトルでバレバレですが、大好きなブランドなので即決してしまいました。
概要
Brooks Brothers Cashmere Knit
大好きなブルックスブラザーズのニットです。
しかも、カシミヤ。
ふわふわの生地は空気を非常に多く含んでおり、実際にかなり暖かいです。
僕には贅沢な着方になってしまうのですが、素肌に着ても気持ちいいでしょう。
でも、このカシミヤ特有のふわふわ感、独特のヌメリ感をなるべく味わいたいので一日の終わりにクローゼットから出してなでたりしています。
タグから
旧タグの楽しみ
古いタグです。
現行の筆記体の物と比べて、ブロック体の文字がどこかかわいい。
画像引用:公式サイトより
ゴールデンフリース(羊)がいるこちらもおしゃれですけどね。
どうしたって、タグの変遷はブランドにとって避けられないものだと思いますが、ヴィンテージ(年代)を味わう上では、楽しみの一つ。
「お、旧タグ!」
なんて、オタク発言の極み、ディティール主義の最たるものですが、どうしたって味わいの…喜びの一つだと思います。
「お洒落かどうか」ではない視点で「服」を楽しむこと…これだって大事な趣味です。
年代等
僕たちはタイムマシーンをもっていないので、「昔はどうだった」とか、遠い過去未来に思いをはせるのです。
ヴィンテージの服って、そういう感じの…ロマン?を感じられるのが楽しい。
さて、本題。
このタグはおそらく70sだったと思います。
間違っていたらすみません。
そして、メイドインスコットランド
スコットランドのファクトリーメーカーに依頼したものだと思いますが、近年はイタリア製などが多くなっておりやや希少。
インバーアランの記事でも書きましたが、社会の変化からスコットランド製のニットも減っていきそうですね。
○○製=よい/悪い ってことはないですが、品質の指標の一つになることはあると重いっています。
確かに、このニットはカシミヤでやわらかいですが、しっかりとしておりファストファッションのペラペラカシミヤとは違います。
コーディネート
Shirt:Gittman Brothers
Pants:Rota
襟高のギットマンのオックスフォードシャツと、ROTAの厚手のチノパンと温かみのある綿素材と合わせました。
この「おじいちゃん感」よくないですか?
やや深めのVネックが、なんとも間の抜けた良い雰囲気。
グローブ、マフラー、ハンチングなどの冬アイテムとも、相性はよさそうです。
まとめようナ
このカシミヤはたぶん3PLYくらいの糸でしょう。
やわらかさ、あたたかさ、色味…どれをとっても満足しています。
カシミヤのニットと過ごす冬はひさしぶりです。
なかなか外出を控えないといけないふゆかもしれませんが、日常にちょっとした暖かさを与えてくれることを期待します。