使用していたダヴィンチのシステム手帳の革が切れてしまいました。
というかしばらくは忙しさのあまりそのまま使っていたのですが、どうにも気になる…
それなりに手入れされていても、酷使される手帳はやはり蓄積されるダメージはそれなりだったのでしょう。
メモ帳→手帳…と使ってきた愛着もあるので、革に簡単なリペアを施し再びメモ帳として活躍してもらうとします。
さて、そうなると手帳を新調せねばなりません(欲しいだけ)
衣類でも最近「買い足し」の便利さ、気楽さに触れましたがこちらもその流儀で。
概要
PLOTTER / Pocket book B6(128×182mm)
見覚えのあるオレンジの箱。
シンプルな見た目と使い勝手で、カードケースとして活躍中のPLOTTERの手帳です。
“ PLOTTER (プロッター)” は 、さまざまな素材や技術を用いクリエイター、コンセプター、起業家、経営者、研究者、職人などあらゆるクリエイティブワークを愉しむ人のためのツールを展開します。(中略)また、日本をはじめとした世界の職人が有する高度な技術と洗練されたデザインを融合させたシンプルで長く愛用できる道具作りを追求します。
おおよそ一年前の購入記事はこちら。
便利さからの買い増しとはいえ、さすがに全く同じでは使い勝手が良くないので、今回は外装の革を変えてみました。
プエブロレザー
前回は、グレーのシュリンクレザー(筆箱に合わせて)でしたが、今回は
・ブラック
・プエブロレザー
に変えてみました。
「プエブロ」は、イタリアの名門タンナー「バダラッシー・カルロ社」が仕上げた、ダイナミックなエイジングが特徴の革です。また、熟練職人が専用の金属タワシで丁寧に擦ることで革の表面を少し起毛させています。使い込むほどに表面の起毛部分が寝ることで平滑性が増しつつ色が濃くなり、革の中にたっぷり含ませたオイルがゆっくりとしみ出てくることでしっとりとした光沢感のある佇まいに変化します。
衣類ではあまり見ませんが、エイジングが楽しめる革として、小物では良く見られるプエブロレザー。
厚みがありしっとり。
ラグジュアリーなタイプのものではありませんが、デイリーユースにはぴったりではないかと。
こちらは、別商品のものですが、エイジングサンプルに。
画像引用:プエブロレザーシリーズ(pueblo)。革職人をも魅了する理由とは | sot(ソット)公式サイト | オンラインストア
ざらざらとしている質感はだんだん滑かになり、光沢を増します。
また、色も濃くなり濃淡がじんわりとつくエイジングは、見ていて楽しいですよね。
まさに革製品のおもしろさ。
店舗に置いてあったサンプルも、いい艶をしていました。
シュリンクレザーと並べて
以前購入のグレーのシュリンクと並べて。
若干プエブロレザーの方が厚いです。
また、やはり変化が多そうなのはプエブロレザーかな。
シュリンクは、なんとなくカードの凹凸が浮かび上がってますが、傷も目立ちにくく、それゆえ大きな変化は少ないです。
革のしなりは、シュリンクの方がしなやかで、弾力あり。プエブロレザーの方が堅くてしっかりです。
とはいえ、オイルの十分染み込んだプエブロレザーは、エイジングと共にもう少ししなやかになると思われます。
どの革がおすすめ?
個人的には、「傷を味にしたい」か「目立たせたくない」かというのが基準。
別の言い方では、「経年変化させたいかどうか」ですね。
使用していくうちに、傷やスレ、革の変化を楽しみたいなら今回購入のプエブロレザーがおすすめ。
または、「リスシオ」も王道のオイルレザーで、変化をします。
こちらは、プエブロレザーほど最初ががさがさではないですね。
迷ったら間違いないやつです。
また、変化をあまりさせない方向(傷を目立たせない)なら、シュリンクがおすすめ。
初めからレザーに凹凸があるので、傷は目立ちにくいですし、革のしなやかさもあり皺も入りにくいです。
上品なイメージですね。
また、ホースヘヤーという、加工もあります。
傷が目立ちにくいのはいいんですが、あまり個人的には好きではないんですよね。
また、a5やb6(バイブル)では展開されてませんが、PLOTTERでは、ブライドルレザーもあります。
しかしサイズがミニしかないので、あくまでメモ帳。
同じプロダクトで、小型の手帳やメモ帳が欲しいかたには十分おすすめできるかなと。
リフィル候補
黒・金のコンビに、白の紙のコントラストが美しい…
なんて思ってしまいますが、システム手帳らしく中身のリフィルもカスタマイズしていきます。
今のところは、お試しに月間・週間(2week)をいれています。
今更ですが、バイブルサイズの手帳は初めて。
運用についてはまだ迷うので色々と試していきます。
欲しいなと思っているのは、メモパッド。
また、プロジェクトマネージャーあたりは入れておいてもいいのかな
もちろん、システム手帳のカスタムは【純正】にこだわる必要がないこと。
色々なメーカーのリフィルを、探したり必要なら自作しようと思います。
まとめようナ
革のエイジングが、進み頃にはリフィルのカスタムも進みより「自分らしい」手帳になっているでしょう。
年度替りの会議、奥さんの出産など春の予定を楽しんで書いていきましょう。