我が家において、物を買うタイミングと「おろす」タイミングが違うなんてことはざらでして。
ここで、「僕にとって」でなく「我が家において」という言葉を選択したのは、この「文化」を持ち込んだのは、奥さんであり、僕が影響を受けた側であるためです。
将来使うであろうものについては、「ストック」しておく。
古びたものを手放し、眠っているものをおこし、我が家の物たちを循環させていく…
まるで、四季の循環のように更新されていくものたちは、常に使い勝手よく日常のストレスを減らしてくれていました。
しかし、この文化を正しく継承できなかった側面も。
ここからは、「我が家」ではなく「僕」の話。
肥大化について
この文化を「私服」に持ち込んでしまったことが、「肥大化するワードローブ」の原因に。
越冬前の熊が、食糧を身に溜め込むように、「備えあれば患いなし」の考えで、「買っておこう」とした服たち。
現在、積み上がっております。
つまり、ワードローブに「贅肉」が多い。
「蒐集」とは、コレクションと英訳した方がかえって、わかりやすいですね。
そう、着てない服が多いことからまさに「コレクション」と化している服。
着るには着るけど、必要以上の「数」がある服。
昨年の引っ越しを機に、徐々に改善を目論みますが、リバウンドは度々起こりまして。
近いイメージとして。
糖質制限ダイエットも、やみくもに行えば、些細なきっかけで、リバウンドが起きるのだとか。
予算を決めてみたり、「欲しいものリスト」を設定したり色々試してみるものの、些細なきっかけ(おうち時間増大、素敵なsnsユーザーの発見)で、物欲爆発。
ぐぬぬ
これならば、自分自身のダイエットの方が簡単だ。
以前の記事で書きましたが、ダイエットを始めて1.5ヶ月ほど。
-3.5kgとまずまずの結果です。
筋トレなし、食事は「気をつける」くらい、ただひたすら毎日「歩く」
そして、なにより「記録」と「反省」
そうか、「記録」と「反省」か。
というわけで、前置きが長いですが現在「蒐集されているもの」を見直し、今後の蒐集への楔を打って起きたいと思います。
ワードローブの贅肉予防5選
現段階で、気になっている「メタボリックワードローブ」の予備軍たちを5つ選んでみました。
つまり、「分かっちゃいるけど集めたい」という、甘味にあたるもの。
砂糖にちかい依存性を持つものたちですね。
ヤフオクや、メルカリなどの【検索条件保存】あたりにあると危険な…
①ブルックスブラザーズのオックスフォードシャツ
このblogによくでてくるブルックスブラザーズ。
その中でも大定番「ボタンダウンシャツ」
シャツ自体は、オンにもオフにも使えてよいですが、気をつけるべきは「オックスフォード」
以外に、オンに合わせる機会も少なく、ただロマンで集めているだけになってませんか、僕?
特に、この先のブルックスの将来への不安からとにかくUSA製が欲しい…などという「服そのもの」より、「起こるかもしれない後悔」のための杖を用意していそう。
写真にある白のオックスフォードだけでなく、ストライプ、チェックと眠っているUSA製。
実際に使用しているのは、サックス×2、ライムグリーンと三着。
名品だからこそ、甘い甘い魅力が。
だからこそ、判断も甘くなり…
ワードローブに、ボリュームが出てしまいます。
②LACOSTEのポロシャツ
こちらは、「色チ買い」が多い例。
画像のL1312は長袖ですが、同じ白でも「ホワイト」「キナリ」を合わせると4着も。
貧乏性なので、なるべく現行から使ってしまうので、ヴィンテージはなかなか着ない。
それは、半袖も同じことでして。
70s後半~80sくらいは結構簡単に見つかることから、確実に増えます。
ワニたちが、ワードローブ内で繁殖してンじゃないかってくらい。
さて、先に述べたL1312白は、1着リリース。
弟に、渡しました。
そして、その代わり別のポロシャツを、手にしたのですが、それはまた別の話。
③Barbour
ここを忘れてはなりません。
どう考えてもここまでオイルドジャケットが必要な人生はなかなかないはず。
文字通り脂がのっている質感は、ファッションの旨味たっぷり。
ヴィンテージを着てもよし、自分で着込んでよし、ストーリー充分。
しかし、場所を取るし匂いもマァ…
でも手放す勇気もなく。
とりあえず、新しいものが気になり始めたら、手元の脂質を指折り数えて予防に努めるべきでしょう。
黒烏龍茶もヘルシア緑茶もありません。
④靴
増えないように気をつけているのに…の代名詞。
靴棚にスペースがないことから、その一般とはかけ離れた肥やしっぷりが、分かります。
どのタイプの靴が好きってこともないです。
ビスポークも既成靴も大事。
ちょっとこの先怖いのは、J.M WESTONの180。
「増える」の評判があちらこちらにあり、増殖傾向の革靴にあって、ハツカネズミみたいなやつ。
春夏用に、ウィズを1つ下げたやつあってもいいなとかいう発想になり、自分でドン引きしたのが先週です。
ただ、靴については「ストック」の概念がなく、一応(ロングローテーションながら)履いています。
今回の趣旨的には、まぁかならずしも「贅肉」と言いきるような存在は、(今は)いないはず…
⑤布
最近、「布を買う」とかいう、また訳の分からない趣味が始まりまして。
手芸をやるわけでもないし、ミシンも持ってないのですが。
きっかけは、「インド更紗」について、本を読んだこと。
また、このインド更紗高いんですよね、古布になると。
一方、ブランド品でもなければ、フレンチシルクやイギリスの多色刷りコットンなんかはまだ手が届きやすく、明治~大正の衣類の…ナンタラカンタラ
とまぁ、ちょっとしたブームです。
まさに「蒐集」であり、実質的に場所は取らないもののやや危険。
だって「入り口にたったところ」つまり、「おいしさを知ったところ」なので。
まとめようナ
蒐集癖との付き合い方
古くは遊戯王カード、幼児期は石に始まる僕の蒐集は、おそらくなくなることは、ないでしょう。
となると、どう付き合っていくのかというのを考え上手くやっていくしかありません。
とりあえず、「洋服のストック」はやめていこうかなと。
先にかいたように、もともとはない文化を、曲解していることが原因なので。
折に触れて、このように「ん?集めすぎ?」という、反省をしていきます。