僕にとっての定番シャツはBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)のボタンダウンシャツとなります。
まさにON/OFF問わず活躍してくれる躍進ぶり。
しかも、『アメトラの代名詞ブルックスブラザーズ』ですが、実は意外とどんなコーディネートにもハマると思います。
今回はそんなシャツについてみていきましょう。
今回は長いので、要所要所で各章・節に「展開」ボタンを付けました。
興味のあるところのみ開いてください。
なお、隠されていても目次には表示されています。
Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ )とは
まずは「ブルックスブラザーズ」てどんなブランドなの?って見ていきましょう。
【基点】似合わない人はいない??
時代の潮流に流されず、スタイルを貫き続けているこのブランドは、多くの世代に愛されています。
じゃあ、「クラシックスタイル」のみなのか?
と言われると違います。
それは、顧客開拓を怠らず、様々な商品開発を行っているからです。
名品・ボタンダウンシャツ
ボタンダウンシャツとは
ご存知の方も多い方と思いますが、襟の先をボタンで留めるデザインのものになります。
ボタンがついている分、襟の装飾が増えることになりますが…
また、アイビールックの定番アイテムであり、ブレザーとの相性は抜群。
今なお通用する定番コーディネートですね。
「お洒落だろ」感に便乗して 格安の不思議なデザインのボタンダウンがあふれていることも事実…
もちろん好きできる分には良いのですが、「ボタンダウン」には地雷アイテムも多いので要注意です。
何が名品なの?
さて、この「ボタンダウン」シャツ。
なぜ、ブルックスブラザーズの名品とされているのでしょうか。
生みの親の威
一つとしては、このボタンダウンを作ったのは、ブルックスブラザーズ創業者であるジョンブルックスです。
「作ったからえらい」というわけではありませんが、元祖であることは、やはり気になりますね。
こういうところは「オタク的」ですが、気になるもんはしょうがナイ。
襟のロールの美しさ
ボタンダウンシャツは数多く世に出ていますが、ブルックスの魅力はその「襟のロールの美しさ」
ネクタイの有無にかかわらず、緩やかにカーブを描き襟元を彩るバランスはブルックスブラザーズならでは。
タイドアップするにしても、プレーンノット」など結び目が小さくなるものにして、襟のカーブと調和を取るのが良いでしょう。
多くのブランドが、このバランスをモデルにしているみたいですね。
UNIQLOの脅威。でも…
UNIQLOの名品スーパーノンアイロンシャツ
U¥4000にして、アイロンいらずのコットン100という驚異的なモンスター。
僕もよく愛用しています。
このシャツがその「スーパーノンアイロンシャツ」なのですが、
襟のロールのバランスもよく…
某ファッショニスタ達のライングループの中でも、そのスペックの高さは話題になり、美しいこのロール。
それがこのお値段なのでUNIQLOおそるべし…といったところでしょう。
しかし、今のところ
- 柄物はない
- 生地も1種類
という弱点?もあります(大した弱点ではないのですが)
せっかくのボタンダウンの
「スポーティさ」と、
「カジュアル過ぎないきれい目な感じ」を生かすなら、
本家のブルックスでストライプやチェックを買ったり、オックスフォード生地の物を買うなどをするのがいいかもしれません。
いいよね、オックスフォード生地
オックスフォード生地の概要
オックスフォードとは、生地の種類です。
たて糸・よこ糸を2本ずつそろえて、平織りにしています。
光沢のある厚地で織目がはっきりわかります。
なお、「ロイヤルオックスフォード」や「ピンポイントオックスフォード」という高い番手をつかっているものもあります。
こちらはより光沢が増し、 しなやかで上品となっています。
このオックスフォード生地はカジュアルな部類に入りますが、生地感は使いやすく人気があります。
また、低価格のものでもそれなりに見える生地なのでファッション初心者にもおすすめされることも多いですね。
日本でのなじみ
日本でVANがけん引した「アイビーブーム」
そのさなかにあって、代表的ないアイテムのひとつにオックスフォード生地のボタンダウンシャツがありました。
アイビールックの「メイン」ともいえるアイテムの紺ブレ。
厚手のウール生地のブレザーの中に着こむシャツとして、生地が厚く織目がはっきりとしているボタンダウンシャツは相性が良かったのでしょう。
父は、アイビーの世代というより、そこにあこがれていた世代のようです。
その名残か、今でもシャツを買うときにオックスフォードのボタンダウンをついつい手に取ってしまうのだとか。
ちなみこの話は、僕がだいぶ服好きになってから聞きました。
幼少期に聞いていたら「父から教えられた着こなし」とかいうかっこいいエピソードになったであろうに。
父親世代にとって、特別な思いがあるんですね。
アメリカ製のロマン
メイドインUSA
直接的なスペックの話ではないですが、「服」を趣味とした場合、やはり「中国製」より、アメリカ製…いやメイドインUSAにロマンを感じる方も多いのでは?
※最近の中国製は全然低品質ではないと思います。時代性とイメージの話ですね。
ブルックスブラザーズのシャツも「アメリカ製」が存在しています。
これはヴィンテージ、現行問わずあります。
現行品について
入手は簡単
現行品は今でも簡単に手に入りますし、毎シーズン出ています。
オックスフォードシャツに限らず様々なタイプの物が出ていますので、ブランドのオンラインショップや各地のショップで手に入りますね。
通常ラインでもお安く手に入るの!?
なお、上述の346でなくても、シャツは各サイトでセールにかかります。
特にZOZO TOWNでは、50~70%OFFにまで下がります。
やはりノンアイロンモデルなんかはサイズによっては売れ残るので、シーズンアウトにはねらい目かもしれません。
僕も、3000円台まで下がっているシャツを何回か買ったことがあります。
となると、結局はUNIQLOみたいな価格になってくるのでお得ですね。
気に入った柄、サイズがあれば探してみてもいいかもしれません。
ヴィンテージについて
入手しにくい代わりのロマン
創業が長いだけあって、ヴィンテージも存在します。
しかし、さすがに状態のいいもの、NOS(デッドストック)などはなかなか出てこないし、サイズアウトなんかも多いです。
特に、6つボタンの物は本当にレア。
見かけたら多少高くても買っておこうと思います。
90sなどまでも含めて、アメリカ産のオックスフォードは人気の白・ブルーは高めの傾向のようです。
90sのタグとか
写真は現行ですが、概ねこんなタグをしています。
しかし、90sにはもっと簡素なタグもし存在しています。
画像はインスタのストーリーですが、このタグのシャツを1枚持っています。
こういったタグの違いの面白さもヴィンテージの楽しさですね。
現行品でも十分戦える
個人的な感想ですが、現行品でも襟のロールはきれいだし十分に戦える力を持っています。
むしろ、シルエットも
- ミラノ(現代的・細目)
- リージェント(中間)
- マディソン(クラシック・ゆとりあり)
となっているので、体型に合わせやすいと思います。
なお、セールで流れるのはミラノが多いです。
【起点】ここからコーデしようと思える服
さて、これだけエピソードのあるブルックスブラザーズの服だからこそ、
「ブルックスブラザーズが着たい」
とコーディネートの主役にすることも可能だと思います。
ブレザーや靴などはもちろんのこと、このボタンダウンシャツについても、
- 襟が高く、主役になりうる存在感
- 上述の「美タンダウンはずし」
- ブラックフリースのモダン×クラシックなボタンダウン
などによって十分コーディネートの起点になりうると思います。
特にジャケットなどを着ない春夏に、ストライプやチェックのシャツを腕まくりして着るのもかっこいいですね。
【機転】をキかせて
また、アメトラだけでなく、クラシコ、古着、カジュアルルックどんなコーディネートにもハマることから、コテコテのコーディネートになるのを避けるために、
あえてのブルックスブラザーズ
もいいと思います。
さらに、メンズのオックスフォードシャツを女性がダボっと切るのも可愛いですね。
機転を着利かせてかせて様々なコーディネートに耐えうる力があるシャツだと思います。
まとめようナ
非常に長くなりました。
ブルックスブラザーズには、特にシャツには非常に奥深い魅力があると思います。
是非一度手に取ってみてください。
ワードローブにこういったシャツがあることはとてもありがたいと思います。