ワードローブに保持しつつも、いまいち使い方が分からない服や小物ってありますよね。
それがあまりにも続くようなら処分の対象になりそうな…でも、何か気になるような…割り切れないモノ…
僕にとっては、今回記事にするスカーフ(マフラー)がそうでした。
概要
Fumagalli / Wool scarf
ネイビー×グレーのヘリンボーンのスカーフ。
ウール100ということもあり、温かく素材感も上質。
スーツの梳毛生地のようにつるつゆすべすべ。
柔らかさも適度なハリもあり、触覚に訴える心地よさがあります。
色味、質感、素材、共にオーセンティックな雰囲気です。
クラシックスタイルによさそうということで、ジャケットやBarbourなんかに合わせようと思って昨年購入しました。
Fumagalliとは
1880年アッティーリオ・フマガリ氏により、ミラノにて創業された高級タイメーカーで、多彩な色や柄使いが注目を浴びて、現在まで四半世紀以上続くトップメーカーの一つで、クラシックかつ高品質のタイを得意としています。
さて、Fumagalli(フマガッリ)は初めての購入でした。
もともとチーフやネクタイなんかをセレクトショップで見かけたことがあるくらいでした。
上記の引用にもありますが、発色が良く、鮮やかな柄をとりあつかうイメージ。
ネクタイブランドが出すチーフや、スカーフは、そのまま「多彩」のイメージがしっくりきますね。
こちらの商品なんかその特徴が表れているのではないのでしょうか。
こういった「派手」なアイテムは服では取り入れず楽ても、小物だと意外といけちゃう気がします。
ちなみに、同じように「ネクタイメーカーのスカーフ」はこちらのFattori(ファトゥーリ)の物もあります。
こちらは、本当は奥さんの何ですが、共用で使わせてもらっています。
個人的な違和感
さて、この汎用性の高いスカーフ。
なぜ、いまいち使い勝手が良くなかったのか。
それは、
- ドレッシーなツルリとした質感
- 短めの丈
という特徴から。
これはもともと、ジャケットスタイルに合わせるための特徴だと思います。
しかし、「ジャケットを着る機会の現象」という状況から、どうも出番が想定より少なく。
ジャケット以外に合わせるなら、もう少しカジュアルな色柄、質感のものの方が…みたいに感じちゃったんですよね。
もしかしたら、そんなに「合わない」ことはなかったのかもしれませんが、気になっちゃうと払拭できない違和感ってありますよね。
復権の契機となったのは…
まずそもそも、始めに活躍したことがない状態なので「復権」ではないのですが。
年末の買い物で訪れたショップが、ひとつの契機に。
そこのご主人が、グレーセーターに同色のスカーフを巻いていたのが、すごく洒脱で。
なるほど、「ジャネットやアウターに合わせる」と考えると上記の違和感を感じる。
「ニットに合わせる」とし、同素材・同系色のコンビとすればよいのです。
というわけで、ニットスタイルの拡張としてのスカーフ。
完全に色味が同じわけではないですが、ネイビーの色味を拾って馴染ませて。
思えば、ちょうど所有するANDERSEN-ANDERSENはネイビーとグレー。
馴染みやすい二色を所有しているじゃないですか。
まとめようナ
人の着こなしを生で見ることで、何かを吸収し、手持ちの服での活用ができる…
コーディネートの幅を広げるという意味でも、1つの勉強になりました。
シルクのスカーフを春夏で使い始めたときにも感じた、「初めての照れ」みたいなものはまだありますが、ニット×スカーフ(マフラー)の着こなしもどんどん試したいですね。