なんやかんや、いいものがあると即決でポチってしまいやすいのが、小物系。サイズ感の影響が少ないのがその原因ですかね。
特に、ネクタイはたくさんあってもローテーションを組むだけなので、誘惑に負けやすいです。"負け戦でも、良い戦"ってこともあるので、堂々飛び込みましょう。
しかし、今回は既に購入したネクタイの色チ買いなので、勝ち確ですよ。
概要
COCON / 7FOLD TIE(NAVY)
以前は、パープルの購入でした。高貴な色であり、それはそれでめちゃくちゃかっこいいんですけど、今回は汎用性高くいつだってスタイリッシュにしてくれるネイビー。紺無地って"紳士服の絶対"的な根幹ですよね。日本食でいうとこの醤油、イタリア料理でいうとこのトマトみたいな。
少量生産ということで、今回もシリアルナンバー入り。5番です。前回は3番でした。「三」と「五」の字が似ていると言うのは某漫画からの知識ですが、特に関連はございません。こんなこといっちゃうとあれなんですが、あんまり現行品についてシリアルナンバーに、関心はありません。これがヴィンテージになると、ディテールとして、生きてくる気がするのが不思議。ぼくだけですかね。
ダブルフェイスのツイルということで、裏面はこちら。リバーシブルで使えるって訳ではないのであくまで装飾的な意味合いですが、ものとしては美しく魅力的に感じます。ネクタイの裏面が人に見られることって限りなく貴重な気もしますが…すごく風が強い日にジャケットの前ボタンを留めない…とかですかね。バッサバッサ翻るネクタイから見える裏地のチラリズム。「あら、素敵」なんて感じてくれる御婦人募集中です。
比較してみよう
同じCOCON同士
前回購入のパープルと並べてみました。どちらも比較的落ち着いた色ではありますが、やはりそれぞれ用途が異なりそうです。
ネイビーはアクセントというより、全体のトーンに馴染ませる時、パープルは微妙なアクセントを作りたい時に着用するようにします。
同じネイビーセッテピエゲ同士
生地の柄も違うので、同じネイビーベースでもそのまんまの比較は出来ないと分かってはいます。
アットヴァンヌッチは、完全な"芯なしセッテピエゲ"なので、表情も締め心地もスカーフに近く、ひらひらします。強風どころかある程度の風で裏地のチラリズムが発生します。遊び心のある洒脱な印象。
一方、COCONは"芯ありセッテピエゲ"。締め心地にも芯を感じます。締めた後の表情は、セッテピエゲ特有の"生地同士の重なり感"はあります。だけれども、1枚芯がある分通常の三つ折ネクタイのように、きっちりとした締めやすい。
「やっぱりセッテは芯なしでしょ」という黄金律を胸中にお抱えの方は別として、そうでないならば試してみてもよいかと思います。
コーディネート
ネイビースーツ
Suit:MTM
Shirt:土井縫工所
Bag:SUSIE SVELT
THE定番無地で構成し、白紺ベースに整えました。真面目ですね~。真面目な会合や目上の方に会うときなんかは、紺無地スーツと合わせてフォーマルに寄せるのがよいかもしれません。この日は、ちょっと重い話をしなきゃいけない会議でした。こうしてみると、ディンプルの表情がつきやすく、とてもいいネクタイだと思います。
ブレザー
Jacket:Brilla per il gusto
Shirt:Fray
同じ紺無地でも今度はスポーティーなブレザー。
シャツにもストライプを配置し、同じ紺固めつつもカジュアルにしました。金ボタンが映えますね。写ってませんがパンツはグレーのスラックス。この日は、坊の面談でした。(このお父さん、暑いのにここまで着て…)と思われたかな。
シャツはFRAY。いくつか持っているFRAYの中でもなんか上手く扱ってあげられないロンドンストライプ。使いやすい定番の柄なのに、なぜか使用頻度低め。
冬物生地と合わせる
Jacket:Belvest
Shirt:Fray
ついでに、冬物にも合わせたかったので、ブレザーから変えて写真を撮ってみました。ベルベストのグレー無地フランネルと。シャツは先程と同じ。手前味噌ですが、大人っぽくて好きです。
まとめようナ
使い回せるし、紺無地は飽きが来ないしヘビロテできそうです。本格的な出番はクールビズ終わってからだとは思います。カジュアル化が進む紳士服ですが、"TPOを、わきまえて、きっちり"という大原則は変わらない。テンションの上がるネイビーソリッドタイは所有していて、損はないと思います。