手持ちのネクタイの中で、どうしても出番の多いもの、少ないものができてしまいます。
社会人になって以来、セレオリのネクタイから国産、舶来と多くのネクタイを購入してきましたが月日の経過とともにどうしても好みの偏りって出てくるものですよね。以前ブログの記事にもしましたが、結局好きなのはストライプと、花柄。一部を残し、その他のネクタイを処分しました。人にあげたもの、捨てたものもありますが残りは他にはメルカリに出品。売上金もそれなりになったので、改めてネクタイを購入しました。
概要
Atto Vannucci / 7fold tie
これまで所有していたネクタイを集約し、生まれ変わった姿がこちら。ネイビーカラーを中心に、赤やベージュの小花が散っているデザイン。そして「スカーフのよう」でおなじみのセッテピエゲです。大剣幅も8cmとベーシックなサイズ。使い勝手は悪くなさそうです。
Atto Vannucci(アットヴァンヌッチ)とは
「Atto Vannucci FIRENZE (アット ヴァンヌッチ フィレンツェ)」を製作する工房は、SEVEN FOLD社が2011年7月(前身を含めると1995年から)に始業しました。絶滅の危機すらあったハンドメイド・ネクタイを末永く提供したいという思いのもと設立されたこの工房から生み出される「Atto Vannucci FIRENZE (アット ヴァンヌッチ フィレンツェ)」は、手縫いで温かみある丁寧な作りに定評があります。
引用元:B.R.ONLINE - Style Web Magazine & Online Shop | ビー・アール・オンライン |
人気のイタリア系のネクタイの中でも、特に注目を集めているアットヴァンヌッチ。SNSの洒落者たちの投稿でも、雑誌の特集なんかでも目にする機会が多いです。
所有するのは初。ハンドメイドのぬくもり感と、柔らかい雰囲気のネクタイが欲しくて、セッテピエゲに定評のあるこちらのブランドを選びました。
ディテール
所有するセッテピエゲとの差別化
セッテピエゲのネクタイ自体は、すでに所有していました。それがこちらの「COCON」
日本製で端正な顔をしているCOCON。くわしくは上記参照となりますが、光沢のあるシルクをしっかりと詰め、芯地を入れているこちらのネクタイはどちらかといえば「重厚」同じセッテピエゲでも、イタリアのネクタイの持つ典雅さはありません。それに対して、今回のAtto Vannucciは一見頼りないくらいの柔らかさとふわりとした雰囲気が特徴。装いの中心に来るネクタイだからこそ、ちょっとした雰囲気の違いが相手にも伝わることがあると思います。「重厚さ」と「軽やかさ」をうまく使い分けて行きたい。それが大人。
やはり好きなフラワーモチーフ
文字通り「華やかさ」の象徴だからでしょうか。花柄は相変わらず心に引っかかります。同じような小花柄でもシャツやジャケットなんかでは派手すぎるのですが、ネクタイなら丁度いいポイントになてくれそうです。ネイビーカラーの地に、赤とベージュ、スモーキーなブルーの花が散らされています。このスモーキーブルーの花の分量が多くあることで、赤とベージュが引き立つ反面、落ち着きをもたらしてくれるので「レディースっぽくならない」という利点が生まれています。この配色テクニック(?)はまた使えそうですね。
裏地のストライプ
こちらは裏返して開いたところです。裏地のストライプは、押し出しの強い赤×ベージュのストライプ。普段見えることはありませんが、ちらりと見えたときの「この強さ」は粋じゃあありませんか。また、ハンドロールの剣先は何度見ても味があってかっこいい。
コーディネート
Suit:Aldex MTM
Shirt:土井縫工所
Watch:ball watch
ベーシックなネイビーのスーツに合わせてみました。
ネイビースーツ、白シャツはメンズファッションの基本的なスタイル。中心に同じくネイビーのタイを添えることで、誠実さやまとまりがあると思います。しかし、小花柄は遠目に見ればドットや小紋のようにも見えますし、近づけば洒落っ気が相手にわかるいい塩梅。
ジャケパンスタイルになじませても、このようなスーツスタイルのポイントにつかってもいい素晴らしいバランス感覚を持ったネクタイだと思います。
まとめようナ
自分の中での出番を終えたネクタイを処分し、今必要に感じたこのネクタイ。ハンドロールの雰囲気、柔らかい巻心地、洒落た生地・・・とどれをとっても素晴らしくすっかり虜になってしまいました。
お値段は少々張るアットヴァンヌッチですが、SALEやアウトレットをうまく活用して、少しずつ増やしていきたいなと思います。