服の面白さというのは、値段で測ることはできず。
高級なものが、その素材、クラフトマンシップ、デザインなどの魅力を持つ反面、実に大衆的で、ありふれているUNIQLOなんかが、驚くような新素材を廉価で出したりもする。
また、かつて自分が「ファッション」の観点でなく「漫然と」着ていたユニフォームが一周半回って、面白いモノのように映る、こともあります。
以前記事にした、弟のボーイスカウトショーツ。
一方で、長ズボンも存在しております。
こちらは本当に、僕が使っていたもの。
概要
Boy-Scout Pants
見て、「いかにも」な感じ。
知っている人や、少年期に履いていた方は懐かしいのではないのでしょうか。
僕は、~15歳まで履いていました。
なので、ほぼ裾上げなし。
逆に当時はめっちゃロールアップしてましたからね…
ショーツ同様、こちらもデザインはラルフローレン。
ただし、コットン100でなく、50:50のポリ混。
これは、価格の面でも恩恵はありそうですが、アウトドア活動が多いボーイスカウトにおいて「乾きやすい」ことはメリットがありそう。
ディテール
特徴的なのはやはりグリーンのトリムのついたポケット。
ボタンの素材は実にチープ。
まぁ最悪付け替えよう・・・
このボタンで留めておくことで、フラップがバタつきません。
通常よくあるフラップは、ポケット蓋のになることが多いですが、
こちらは普段は通常ポケットのような仕組みになっていて…
活動時に、ものが落ちないように、下からフラップを持ち上げる仕組み。
なかなか見ないディテールですが、あまり使うイメージもないです。
この、ボタンが二つ見える状況かわいいですね(笑)
着画
シルエットについて
チノらしく、ノープリーツでややスリム。
思いのほか、しゅっとしたシルエットです。
股上も深くもなく、細くもなく。
僕は、クリースを入れていたようです。
当時、自分でそんなことを思うはずもないので、おかんの指示でしょうか?
サイドから見ても、癖のないテーパードシルエット。
尻ポケットは両玉縁のボタン付き(ボタン付けろよ…)
正直、多くの人間が似合う、まさにユニフォーム的なものですね。
ベルトと合わせて
当時は、G.Iベルトを着けていましたが、そんなもの取ってあるはずもなく。
やはりワイルド目なベルトが似合いそうです。
潔くポロシャツもインして。
見えてませんが、こんな感じなら足元はロールアップして。
スペルガやVANSなどローテクスニーカーがかっこいいでしょうか。
スペルガもVANSも持ってませんが…
まとめようナ
履いてみると、思い出がよみがえります。
これを履いて野山でアクティブに過ごしていたことが嘘のように、インドア派になりました。
あの頃「ユニフォーム」として、着るのも億劫だったモンが実に面白いものです。
トップスを裾だしして着れば、ただのスリムフィットチノだし、雨の日なんかに着ようかな。