休止している間もあるとはいえ、開設から5年程経っている当ブログ。
所有する靴の紹介なんかも結構行っていますが大切な靴を記事にしていませんでした。
概要
Allen edmonds / Park avenue
使用歴8年と、靴棚の中ではまぁまぁの古参。
20代の頃は、フォーマルすぎるストレートチップは避けるべきなんて謎の考えがあってのアメリカ靴。
結果として、よかったと思っています。
同じストレートチップであるJ.M weton300とは、棲みわけをしつつ、共存しています。
Allen Edomondsとは
1922年にアメリカで創業された靴ブランドで、なんといっても歴代大統領の愛用品であることが有名です。
オバマ大統領以前までは、大統領就任演説やホワイトハウスへの初登頂時にはアレン・エドモンズの革靴を履くことが慣習となっていたようですね。
オバマさんは、愛用自体はしているようですが。
また、金属部品であるシャンクを使用せず、足馴染みを良くする…という有名な逸話がありますが、馴染み良くなるのかの真偽は不明。
ちなみに、パークアベニューは65ラストという、アレンエドモンズ代表的なラストを使用しています。
アメリカ靴と個体差問題
Aldenしかり、Red wingしかり、アメリカ靴は個体差が結構大きく作りが荒いものもあります。
こちらは、一部ステッチが歪んでいるような気もしますが、そこは目を瞑って。
その代わりと言ってはなんですが、知人のアレンエドモンズに比べて革質がよく、もっちりとした革は触れていて、気持ちが良いです。
たまたまの当たり個体かもしれません。やったね。
他のストレートチップとの差別化
さて、このパークアベニューの特徴としては、
ストレートチップにしては、カジュアルな面構え
ということが挙げられます。
詳細は以下のディテールを見ていただければよいのですが、一般的なストレートチップよりは、ミリタリーシューズなどのカジュアルなレザーシューズに近い雰囲気があります。
この特徴が、なんといってもこのパークアベニューの旨味であり、この靴を手に取る意義だと思っています。
僕もそんな旨味を(当初はよくわかってなかったですが)十分に味わい、夢中になっています。
ディテール
キャップトゥの特徴
浅めのキャップに、コロンとしたトゥ。
随分と可愛らしい様相ではないでしょうか?
どうしても、キャップが大きいと、足元のビジネス・フォーマル感が強くなってしまいますが、これくらいならば、主張は弱め。
また、ダブルステッチでカジュアルな雰囲気を足しています。
微々たるディテールかもしれまんが、こういったことの積み重ねが全体の雰囲気に効いてきます。
特徴的なアイレット
また、アイレットの数も他とは違います。
基本的には5穴が多い中、こちらは6穴。
足の甲部にきっちりと走るラインが、男らしいブーツを彷彿とさせるとともに、アクセントになります。
360度グッドイヤー
アメリカ靴お得意のグッドイヤーウェルト製法。
また、こちらはヒール周りもぐるりとステッチが走る通称360度グッドイヤー。
カントリーシューズや、ワークシューズに見られるようなディテールです。
しかし、それらの靴に比べコバは張り出していないため、フォーマルさの節度はキープ。
なんとも言えないバランス感覚ですね。
ストレートチップを私服・カジュアルに合わせられるのか?
さて、靴好きやスーツ界隈の人からすると怒られそうな話題ではありますが、その他の人からは気にし過ぎじゃないかと言われる話題です。
個人的に言えば、結論はNoではあると思います。
しかし、例外があるとするならば、このパークアベニューのように、
- カジュアルにすり合わせる材料を兼ね備えている靴を
- フォーマルにすり合わせる材料を兼ね備えているアイテムと組み合わせる
という必要があると思います。
例えば、パンツはチノパンやコットンスラックスなどのジャケパンにも使えるようなものにして、連続性を保ちつつ、上半身はカジュアルなサックスシャツなどですかね。
まとめようナ
なかなか、カジュアルに合わせるのは難しいですが、ちょっと挑戦しました。
ラルフローレンのチノパンに、靴下はカジュアルなロングホーズ。
ちょっと軍者のオフィサーシューズを意識しています。
カジュアルに合わせるみたいなお遊びにも触れましたが、僕の靴棚において、基本的には頼れるビジネス・フォーマルシューズであることには間違いがありません。
今後も、結婚式からパーティまで履いていきたいです。