服装がカジュアル化しておりますが、シャツは好きです。
ドレスシャツでは、ジャケットほどではないにせよ、立体を作るために職人が技工を凝らしたり、ドメブラでは、伝統生地を落とし込んだりと、ファッションにおける楽しさを十分に楽しめるものだからです。
さて、そんなシャツについて気になる雑誌記事を見つけました。
雑誌で見つけた気になる記事「ドレスシャツを洗いざらす」
気になる記事はこちらのOCEANS2023年7月号より
なんと、高級シャツを洗いざらすというもの。
普通これらのきれいなシャツは、パリッとアイロンをかけてしゃっきりさせてドレッシーに着るのが定石。
洗いざらしは、せいぜいオックスフォードのシャツくらいなイメージでした。
こちらにもあるように、洗いざらし≠シワ多めではあるようですが、この着方はちょっと刺激を受けまして。
じゃあ、ちょっと僕もやってみようかなと。
とはいえ、さすがにまんま洗いざらしで着るのもちょっと勇気が足りないので、「パリッとさせずカジュアルに着る」くらいで(笑)
なんとなく、イメージにハマりそうなシャツがあったので試してみました。
概要
Fray / Orange stripe shirt
赤みが強く、ジューシィにも見えるオレンジのストライプシャツ。
マシンメイド最高峰のフライらしく、細かい運針と、端麗なカッティングが、美しい。
生地も薄く、下に着た肌着を無防備にも晒すような儚さ。
さらさら、とした生地感、美しい作り、そして目を引くオレンジのストライプというなんとも春らしいバランス感覚のシャツです。
ちなみに、以前紹介したフライのシャツは逆に秋っぽいですね
ディテール
襟はワイド。
イタリアのシャツメーカーらしい角度ですが、いやらしすぎず節度を感じるのはカッティングの技でしょうか。
ノータイで決めると羽を広げたようにかっこいいです。
近づいてみると、ピンクオレンジにも感じる色味。
サーモン…かな。
白地もどこかほんのり色づいているような白で、全体的に明るい印象のシャツです。
形は端正ながら、色味や生地感で勝負できる…と感じたこのシャツならば、きっとカジュアルに着てもそれはそれでスタイルを確立してくれそうです。
コーディネート
正統派に着るなら
Jacket:Brilla per il gusto
まずは教本通りのジャケットスタイル。
鮮やかな色味のシャツを、スーツに合わせてしまうと、僕の地味顔には似合わないので、ジャケットスタイルで。
こういうときにブレザーってほんとに役立ちます。
ネクタイは、ストライプ✕ストライプですが、色味を完全に合わせたBrooks Brothersのレップタイで。
でも、カジュアルに着る
Pants:M-65
とりあえずおもいつくままには、やはり古着の軍パン。
細かいしわ取りはせず、ボタンも多めに開けて、イタリアのオヤジのように。
オレンジ✕オリーブは、MA-1を、彷彿とさせるグッドコンビだと思います。
腕まくりもくしゃくしゃっと、しちゃったほうが、潔くて良いでしょう。
まとめようナ
やってみると意外と楽しい「ドレスシャツをカジュアルに着る」いうテーマ。
とりあえずワンパターンしか試せてないので、今度は別のシャツでやってみたり、タックアウトスタイルにも挑戦してみたいと思います。