最近はカジュアルな格好が多いです。
しかし、休日でも坊の習い事の発表や、お嬢の保育の関係などでジャケットを着たほうがいいことは時々あります。そんなときに役立つのは、カジュアルジャケット。
そして、子供といるので軽く動きやすいものがよいです。
概要
RING JACKET MEISTER / RT058F55F
やわらかいブラウンの生地、丸みのあるフォルムは程よいカジュアル感と品のよさのバランスが秀逸。ネップがあるのでビジネスやフォーマルには難しいかもしれませんが、まさに30代の休日に持ってこいな案配です。
そもそもこのRING JACKETの仕立てというのが、本格的なナポリのテーラード技術を使いつつ、クラシックすぎない。日本で使いやすいバランス感覚のあるものであると言えます。
画像引用元:RING JACKET [直営店 / retail]
こちらは、直営店のblogから。ネップの色を拾ったように、エンジとオレンジのストライプタイが配置され、温かみを感じるコーディネートですね。ここにシックなネイビーのPSというのも大人っぽくて素敵。
マイスターラインについて
通常LINEよりもハンドの工程の多いMeisterライン。
簡単な違いについては以下の記事にあります。
僕自身は、別に手縫いでないと嫌だとか、そんなこともないです。よくも悪くも手縫いの雰囲気ってマシンとは違いますし。手縫いのやわらかさが身に沿いやすく着心地を向上させる…というのはあると思いますが、それよりもパターンが合うかのほうが重要。
その点RING JACKETでは、日本人に合いやすいパターンを用意してますし、ご多分に漏れず僕もその恩恵に預かってます。
そんなことを、いったあとも恐縮ですが、今回のカジュアルな休日ジェントルマンジャケットでは、ハンドの柔らかい雰囲気は特にプラスに働いていると思います。着ている本人の気持ちによるものですがね。
ディテール
生地感
ネップは、白、オレンジ、赤、黒。オレンジや赤はブラウンと親和性があるので目立つのは白ですね。塩みたいです。フケとか言うな。写真の腕が悪いだけだ。
ちなみに、生地のメーカーはゼニアです。
柔らかく厚みがあり、ふわふわのウールは肌触りもよく快適。丸みのある仕立てと、リラックスしたブラウンによく合っています。
休日ジャケットの場合、光沢のある高番手ウールより、ざっくりした生地感のほうが、気を遣わなくていいんですよ。
MODEL NO.254FH
ゴージラインはやや低め。肩幅も取ってあり、ウエストシェイプまでの曲線がしっかりと分かるのでリラックス感はありながらも、ボクシーな感じとは、違います。
こちらは生地などは違いますが、同じ254。
コーディネート
Shirt:Wrangler
どうせならとよりカジュアルに。ヴィンテージWranglerのウエスタンシャツと組み合わせました。色的には教本通りのアズーロエマローネ。ネップの白と色落ちしたジーンズがいい相性だと思ってます。
Knit:Ballantyne cashmere
昨年のInstagramより。冬に元気な赤のニットは、こちらもヴィンテージ。スコットランドのニットメーカー、バランタイン 。茶と赤は、合いますし、カシミヤとこのジャケットの温かみはピッタリでは。
まとめようナ
柔らかいジャケット、ふわふわ生地なんかは、仕立てがよくないとカジュアルになりすぎるもの。そのあたりは、さすがのRING JACKETといったところですね。
上記のとおり、ヴィンテージとの相性も良さそうなので、古着たちとも上手く合わせて大人の休日ヴィンテージスタイルを作っていきたいです。