ストレートチップは、日本のスーツスタイルには欠かせない存在。
ビジネスや冠婚葬祭にふさわしい格調高さがあります。
もともとは爪先にキャップをつけ、補強したものでしたが、真一文字のデザインが凛々しいということで「フォーマル」にふさわしいとなった由来があります。
そんなストレートチップですが、2足ほど所有しておりまして。
1足は、長年の相棒アレンエドモンズのパークアベニュー。
もう1足がJM WESTONの300です。
本記事では、後者について触れていきます。
なお、J.M Westonの靴は他にも所有しています。
概要
この靴を買うに至った経緯
2019年の秋、ヴィンテージフリークの方々のオフ会に参加させていただきまして。
さて、その会で、思いもよらぬ戦利品。
ヴィンテージの衣料を扱う大須の名古着店でひっそりと奥のほうにありました。
靴好きのよくないところではありますが、レアになってしまった「旧ロゴ」と言われると…
履き心地には関係ないのに、レア感を感じるディテールを語られると、古着の靴にも傾いてしまいますよね。
ちょうどスーツスタイルに合わせる黒靴の追加したいなって考えていたところだったのでちょうどいいよかったとも言えます。
靴の概要
J.M WESTON 300
フランスのシューメーカーとして、日本でも確固たる地位を確立しているJ.M Weston。
そのクラシックラインのストレートチップになります。
先ほども述べましたが、ロゴは現行の一つ前の「旧ロゴ」
タンナーはデュプイ社の物であると思われます。
すべすべとしてしっかりとした革で、いつまでも撫でていたい…
中古で購入したわけですが、しっかりとクリーニングされているのでしょう、気になる汚れもダメージもありません。
商品とはいえ、靴の基礎の手入れがしっかりとされているヴィンテージショップは信用が置ける気がします。
ディテール
確かな旧ロゴ。
ヒールカップも小さく。
所有するアレンエドモンズのパークアベニューとのディテール比較がありますので、詳細についてはこちらの記事をどうぞ。
ラスト(木型)とサイズ感
ウエストンの木型の中でも、11ラストは細身のドレッシー。
また、セミスクエアでショートノーズのコロンとした印象。
僕のサイズ感
その昔、青山のWESTONで試着したとき勧められたのは(確か)7D。
十分7Dでもギチギチ。
しかし、そこまでポインテッドな痛みはなく、十分に伸びや沈み込みを期待できるので、このまま履きならしていくのが良いと思います。
もしかしたら、7.5cとかにしてもよいのかもしれません。
ショートノーズのデザインが、このさき長時間の使用にどの程度の影響を与えるでしょうか。
このほんのりスクエアな雰囲気が、手持ちのストチであるAllen Edmondsとは違いフランスぽさを感じさせます。
気のせいですかね?
着画
これはおろした時ですね。
もう少し履きこんで、沈み込みなり、革伸びを期待しないと、羽が開きすぎてしまっている気もします。
この後多少ましにはなっていますが、なにせ意外と履かないストレートチップ…
(じゃあなんで買ったんだよとなりますが…)
まとめようナ
例え、履く機会が少ないにしても、ストレートチップの凛々しい表情は靴好きを引き付ける何かがあると思います。
また、このウエストンの300は、そのシルエットから、主張も少なく多くの人に「ちょうどいい」とされる形です。
後日…ややなじんだ姿がこちら
追記ですが、その後無事には着こんでオールソールまで。
ちょっとしたカスタムをお願いした時の記事はこちらにあります。