昨日、マーガレットハウエルのふわりとしたシャツを紹介しました。
同様に白シャツながら、また雰囲気の違った一枚について、書きたいと思います。
概要
ENDS and MEANS / Pull-over shirt
プルオーバーの…つまり「かぶり」のシャツはワークのイメージもあり、なかなか手を出してこなかったところの購入。
試着後の雰囲気が胸にきたのです。
「新しい自分」にベクトルを向けてくれるお店は素敵です。
名古屋にオフ会に行ったとき、道中で購入した覚えのあるこのシャツ。
マーガレットハウエルから数か月後の購入であったと記憶しています。
ENDS and MEANSについて
ブランド名の由来は、日本語で「目的と手段」という意味。
目的のために手段を選択しながらのものづくりをする という考えのもと、普遍的な洋服・小物を提案するブランド。引用元
ENDS and MEANS(エンズアンドミーンズ)は、2011年に誕生したブランドです。
ワークディテールや、ミリタリーディテールのアイテムが多い印象。
特に、シャツなんかは結構穴場。
丁寧な縫製工場の仕事により、上品、それでいてどこかカジュアルな雰囲気のあるいい塩梅のアイテムがある印象。
僕もジーンズや軍パンに合わせることが多いですね。
「マニュアルアルファベット」もそうですが、日本のブランドにはまだまだ面白いものがあるのだと思います。
ディテール
全体について
襟は、バンドカラー。
しかし、芯は入っていないので、ほぼほぼノーカラーに近いですね。
ボックスシルエットにこの襟、そしてプルオーバーという組み合わせは、かわいらしくなりがち…
そこに一石を投じているのは、生地「馬布コットン」
馬布コットンとは
「バフ」と読みます。
「馬」の名前の入ることから分かるように、乗馬関連の逸話があります。
ズバリ、馬の背と鞍の間に敷く布として使われていた生地なのです。
みんな大好き綿100%で、張りがあり、しっとり。
そして軽いです。
風合いはどちらかといえばマットな感じ。
タイプライター生地に近いかな。
ポケットがアクセント
胸ポケットにはフラップが付きます。
これにより、一気にワークテイストに。
白単色、バンドカラーだと、モードっぽくなりやすいですがこのポケットはいい橋渡しのような気がして。
やはり胸ポケットは有無によって大きく服のイメージを変えますね。
ソース?類似のシャツ
購入当時は考えませんでしたが、バンドカラーで、プルオーバーだとブルガリア軍のグランパシャツを思い出します。
もちろん、軍物よりも現代的になっているので着やすいとは思いますが、ブルガリア軍の物のほうが、圧倒的に安いです。
下記のコーディネートのような雰囲気が味わいたいならおすすめです。
コーディネート
ブラックジーンズと合わせる
Pants:Levi's 90s
先ほど「モードの雰囲気も少し」と書きましたが、似たようなニュアンスで「ブラックジーンズ」を選択。
シンプルなモノトーンですが、布地の質感、フラップポケットなどによりそこまでキメキメ感はありません。
「普段」にちょうど良い感じしません?
フランス軍モーターサイクルパンツと合わせる
こちらは以前の記事から。
軍物の武骨な雰囲気を、白シャツが中和してくれています。
白シャツ×軍パンという組み合わせは鉄板だと思っています。
東京古着日和の記事でも書きました。
こちらのコーディネートの場合、どちらも少しだけ特徴的なモノ。
ちょっとした個性になってくれる気がします。
まとめようナ
なんやかんやプルオーバーシャツはこちら一本でしばらくやってきています。
他の物も「いいな」と思うことはあれど、なかなか購入に至らないので、このシャツの完成度・満足度が自分にとってベストマッチなんだと思います。
グランパシャツもブームですが、国産ブランドの中から好みの物を見つけ出すのもいいと思います。