ほたるのひかり
いつのまにか今年がやってきて、終わろうとしています。
今年は、個人的にも世間的にも色々あり。
スパッと「○○だった」とか「テーマカラーは…」とか言えないマーブルな年でした。
それもこれも、とにかく変化の多い一年であったということに起因。
転勤、娘の誕生、引っ越し…そのどれもが、あわただしかったです…
そんな日々は、例年の様に「軌跡」として捉えられるわけでなく、ゆらゆらと不確定。
新型コロナウイルスの流行という世界的な背景もあって、先行きの見えない日々は日々の明度を落としていたと思います。
それでも、振り返ってみればその揺らめく日々にも喜びはあって。
世界が薄暗い中だからこそ、その喜びは僕のまわりで、魅力的に見えるのかもしれません。
明るすぎると見えないものほど、目に焼き付くものだったりするものです。
花火、流れ星、夜景、満月、そして蛍の光。
年の瀬の、閉店間際の2020年において、その光をもう一度目で追ってみたいと思います。
朝陽の二人
雑記:新しい日々と家族と - そろそろ趣味についてまとめようナ
お嬢の誕生は、我が家において2020年の一大ニュース。
坊も、すっかりお兄ちゃんになり。
お嬢本人のことも、感動の思い出なのですが、そこからの坊の変化はまさに煌めいていて。
「お兄ちゃん」って教えてもらってなるものではないのですね。
ふらふらと、「幼児」と「少年」を行ったり来たりする坊ですが、その言葉や表情にハッとさせられることもあり。
自分より小さな「守るもの」ができた時、彼は「一番下」を卒業したのでしょう。
毎日、とてもやさしいお兄ちゃん。
2人には、「はじまり」「夜明け」の意味を込めて「朝陽」を意味する名前が付けられています。
明るすぎることもなく、暗すぎることもなく、白くやさしい光のように。
来年は、我が子たちがのびのびと過ごせる未来がきますように。
星座のように
まぶしい正義のヒーローってものにあこがれて、気が付けば子供時代どころか青春を通り過ぎでおじさんになりました。
暗い社会を変える力はないけれど、同好の士の気持ちを少しでも軽く。
「日々の楽しみ」を1つ増やせたら…なんて、仲間を募ったら、12名もの方が賛同していただきました。
ふくはうち、【むかしばなし】のように - そろそろ趣味についてまとめようナ
顔すらも知らない方々との交流は、少し緊張しながらも、とても魅力的で刺激的でした。
ブログというものは、もはや最先端ではないのかもしれませんが、各々の書き手の味を出して描いた「線」
一つ一つの星は、人間がいなくてもたぶん同じように輝いていますが、それらをつないで「オハナシ」を作ることに意味があったのでしょう。
こんな時だからこそできた、思い出は、僕の中でまだまだ淡くも澄んだ輝きを保っています。
何度も言います。
「また、遊びましょう」
「今度は、君も遊ぼう」
ブログを通じて、かかわりを持つことができた友人・読者の方々へ
心の端を一言に「幸く」とばかり 歌うなり
なんて。
そして、日常の中で光るものたち
ベストバイ記事も書きましたが、基本的に購入した者たちはどれも素晴らしいアイテムで。
毎日に色どりを与えてくれる洋服も、特別感をくれる万年筆も、一緒に歩く靴も。
太陽の様に強い光を与えるものだけでなく、その光をうけてじわりと輝くアイテムもあり。
当ブログの中で紹介したものたちのすばらしさは、僕の人生を豊かにしてくれています。
特に、今年は内に籠る年であった分、それを実感しました。
さぁ、来年はどんなものとの出会いがあるのでしょうか。
モノ言わぬ友たちと一緒に、新しい日々を期待します。
今ここに、我が親友の手がある
今ここに、我らは手をとる
今我らは、良き友情の杯を飲む干すのだ。
引用:オールド・ラング・ライン
蛍の光
辛くなって不安になる時に いつも目の前で揺れる光の海
ありがとう蛍の光 もう電気をつけて行かなくちゃ
さよなら蛍の光 もう電気を消しておやすみなさい引用:クリープハイプ 「蛍の光」
色々な思いが、ありますが、2020年も、もうおしまい。
2021年、どのようなことが起きるのでしょうか。
白とも、緑とも、黄とも決められない、淡い光は来年はどのような形で現れてくれるのでしょうか。
たくさんの「僕の」蛍の光を、持ち歩くのではなく、心にうつしとって
電気をつけて、あたらしい年にいかなくちゃ。
2020年、つらくても、いい年でした、おやすみなさい。