神様 どうか、声を聞かせて
ほんのちょっとでいいから
米津玄師は、日本を代表するシンガーになりましたね。
時代との調和がうまいというかなんというか。
調和。
全体(または両方)が、具合よくつりあい、整っていること。そのつりあい・整い。
この時計も、服装の中に、主に袖口の中に「調和」されることが多く。
また、そうなることが望ましいシチュエーションにあって、抜群の活躍をしてくれています。
ORION / NOMOS GLASHUTTE
薄さを、儚さを、主張の少なさを調和させた時の、存在感。
いや、存在感はないんですが、存在感がないという存在が、ワードローブにあることの存在感(?)
ハイデガー的な…違うな。
薄さは手巻きによるもの。
巻いた、始めた、起点であった
そんな感じは、自動巻きより大きい。
自分が意図的に、操作しなければ始まらない歯車の音。
社会人になって3年の時。
・白文字盤ドーム型風防
・黒文字盤手巻
この二つは当初から欲しかった条件。
その後者でした。
購入から数年たち、この
薄さ
小ぶりさ
シンプルさ
やはり、強く儚きものは美しい。
「強さなどない」という利点。
矛盾かよ。
純正コードバンベルトうねり。
ホーウィンコードバンは、靴好きにとってはある種のブランド。
光沢が美しく、皺の入り方も「大きくうねる」ので、存在感を増してくれます。
劣化…というより変化と呼びたい革の成長ですが、通年革ベルトで酷使し続け、さすがに別のベルトを用意すべきなのであろうか。
グラスヒュッテストライプと呼ばれる、機構にの煌めく斜線。
凛々。
研磨された痕。
ドイツブランドにあって、きわめて工学的な衣装の美しさ。
オフ会、挨拶など、初対面の人とあう機会によくつけてます。
験担ぎでしょうかね。
ダブルカフスの隙間に入り込むことも容易で、照れ屋かよって突っ込みたくなりますが、人前でそれはいけません、怪しくみられるから。
オリオン座も観測しやすいし、教科書でもよく題材に使われます。
別に理科の教師ではありません。
いくつか時計を手にしましたが、いつだって「勝負」時計。
薄さの中に、凛とした強さ。