さて、先日の記事にも「気になっている」と書いたSewn×Oboist シューズ。通称「オボイストモデル」
ブロガーとビスポーク店がコラボレーションで、既製品(といっても受注生産)を開発するって面白いですよね。
改めてここまでの流れと個人的な思いをまとめてみようと思います。
なお、本ブログ記事の写真は両名のサイト、blogより許可を頂き転記させていただいております。
概要
Sewn shoe-makerとは
sewnの鈴木さんは、浅草で修業を積み、地元である愛知県に戻ってこられました。
Hiro-Yanagimachiでも修行をされえており、デザインにもその影響が多少出ているような気がします。
また、修業時代よりRENDOの吉見さん、クレイジーキルトで有名なTAKAFUMI ARAIの荒井さんとも親交を持たれているそうです。
以前、靴雑誌「LAST」の中でのインタビューでは、会社員時代に独学で底付けを学ばれていたことも記されていました。
近年では、注文靴の製作だけでなく、ショップオリジナルのシューズを依頼されたり、日本製某靴ブランドの底付けをになったりと活躍の幅を広げられています。
当ブログでは何度も作っていただいた靴やリペアのレビューを行っていますね。
また、今年からYou Tubeチャンネルも開設されました。
靴づくりの様子をじっくりと見られるのこのチャンネル。
今後どのような作業がアップされるのか楽しみです。
Oboistさんとは
7年ほど前からファッションblogを執筆されています。
既製品の服だけでなく、色々なオーダーメイドをされており、すばらしい審美眼をお持ちです。
愛知県にお住まいということで、僕も何度もお会いしている好青年。
欲しいな、うらやましいな美しいなと思うものがあふれる素敵なブログを是非ご覧ください。
経緯
詳しい経緯についてはリンク先をご覧いただくほうが良いかと思います。
(僕も少し出てくるよ、餃子のくだりで)
もともとは、Sewnの中に、「カジュアルライン」「既成靴」の構想はあったようです。
こちらがそのテストサンプル。
履きこまれた、表情も確認するため、手入れもあまりしていない状態だそうです。
その別注として、今回の企画が立ち上がりました。
元々の「カジュアルライン」のよさは残しつつ、上品なOboistさんのエッセンスを加えるというこの企画…楽しみじゃないですか?
そしてオボイストさんは、「何足売れたら・・・」のマージンなし。
「自分の名を冠した靴を、良きものにし多くの人に履いてもらいたい」という夢のために活動しているのだとか。
ちょっと…かっこよすぎませんかね。
とにかく、親交のあるお二人のコラボということで、僕も黙ってみているわけにはいきません。
お店に行ったり、OFF会の際には、このシューズを見せてもらいました。
本格的な靴づくりをされているシューメイカーと、審美眼確かなユーザーが生み出す「既成靴」というのはかなり出来が楽しみです。
Oboist model
ご存知の方も多いかもしれませんが、こちらがその靴。
革はここからアノネイのベガノに変わるそうですが、雰囲気はこのままだそうです。
もともとのスニーカー風と比べてだいぶ変わりましたね。
この辺りが別注の面白さなのだと思います。
気軽に履ける革靴
「カジュアルシューズ」の範疇からスタートしているので、「履きやすさ」は大切であるとのこと。
そのため、スリッポンのどうようにシューホーンがあれば履けてしまう仕様になっています。
また、ソールはブラックのクレープソールでクッション性があり、製法もマッケイにしてあるので返りはよいらしいです。
マッケイ製法の弱点である
- 繰り返しのオールソールが難しい
- クッション性がない
ということをここでカバーしているようです。
なお、これは今回の「既成靴ライン」の特徴なようで、インラインにモノでも同じだそうです。
特徴のストラップ
この靴の特徴はなんといってもこのストラップ。
プレーントゥの靴に比べてクリーンな印象を与えてくれます。
しかも、バックルじゃなくてギボシを選ぶことでややカジュアルさが生まれ、クレープソールとのバランスもとれています。
また、靴の内側にゴムを入れることで、このギボシを取らなくてもストラップが伸縮し、履けるようになっているようです。
履いたところがこちら。
カジュアルシューズではありますが、スラックスなどに合わせても大きな違和感はないと思います。
まだサンプルのため、ライニングのベージュも見えていますがこの辺りはパイピング処理を行うため、もっと上品になるのだとか。
価格と販売方法
基本価格は49500円(税別)と手の届く値段になっています。
そして、販売方法もSewnのホームページからのメールでオーダーが可能。
そして、もちろん受注生産なので、カスタムも可能。
ただしカスタムは「来店注文」のみなので、注意が必要です。
個人的にはもう少しお金を積んで、革のカスタムをしたり、インソールをいじってもいいのかなと思います。
パイピングの革だけ色を変えてもいいな…
木型の具合も見たいので、場合によってはレザータッチをしたいですし。
革靴女子にレディース版

そして、なんと当初予定しなかったレディースも開発中だとか。
女性の足に合わせるように、やや細い木型に変え美しさがアップ。
革も、インカス社のベビーカーフに。
Sewn shoe-maker × Oboist for women making
YouTube のチャンネル内にPR動画を発見。
これを見る限り、やわらかく、光沢のある革ですね。
こちらはサンプルの製作の様子です。
若干の仕様変更もあるかもしれませんが、見逃せません。
販売時期
超早期予約はおこなっているみたいですが、通常の販売は春夏ごろになりそうとのこと。
そのころまでに、構想を練りたいですね。
僕はどうする?
さて、ここまでの情報を受けて自分はどうするのか。
実はまだ迷っています。
インライン版のレザースニーカー
そもそも最初に(別注発表がある前に)購入しようと思っていたのは、通常版のスニーカー。
革もスエードに変えて柔らかく…なんて思っていたので、その構想もまだまだ捨てきれません。
レディースを妻に…
そして、先ほどの動画を見ていると、レディースシューズのかっこよさが気になります。
妻にあげたら履いてくれるでしょうか。
まとめようナ
今後の動向も気になるSewn×Oboistのシューズ。
情報の更新も非常に楽しみです。
春夏ぐらいまでに注文の方法を考えなくてはなぁ…
さぁレッツ工面工面