クローゼットの肥やしになっていた服を再度発掘したらよかった話をしました。
服の傾向が変わったり、サイズが合わなくなったりで、ワードローブから外れる服はありますが、「気になるもの」は手放さず、実家においてあったりします。
さて、最近は昔ほど「トラッド」への縛り気質が減り、様々なスタイルのアイテムを混ぜることに楽しさを感じています。
というわけで、実家に眠る靴を持ってきました。
掘り出したら楽しかった服はこちら
概要
COMME des GARCONS Monk strap shoes
大学卒業したころだったか、働き始めたころだったかに買った靴だったと思います。
色むらがいい雰囲気を出していますね。
改めてコムデギャルソン
コム・デ・ギャルソン(仏: COMME des GARÇONS、略称: CDG)は、日本のファッションデザイナー・川久保玲が1969年に設立したプレタポルテ(高級既製服)ブランド。通称ギャルソン。wikipediaより
というわけで、コムデギャルソンは日本で一二を争う知名度のモードブランドであるとおもいます。
本ラインの他にも、「COMME des GARÇONS HOMME PLUS」「COMME des GARÇONS SHIRT」など多くのラインが存在します。
デザイナーも、川久保さんをはじめ、渡辺淳弥、栗原たおなどがいます。
かなりの細分化が進んでいるので、正直僕はもう何が何だかわかりません。
この靴は、コムデギャルソン・オムのもの。
とはいえ、いつの物かは知りません。
なんで持っているのだろう
どうやって手に入れたのかは記憶にありません。
ギャルソンのお店なんて行くことはないので、未使用品で流れたものを買ったのか?
ただし、あの当時通っていたいくつかのお店には、コムデギャルソンが置いてありました。
その辺のオーナーから買ったんだったかなぁ…
したがって値段も覚えていません。
その後、ドレスシューズに魅力を感じることになり、実家に眠っておりました。
どうやら何度か父が履いた様子。
しかし、最近は私服がカジュアル化し、再び履くかな?と持ってきた次第でございます。
どこ製だこれは?
「Made in japan」の表記がある以上、国内工場のどこかであることは間違いないのですが、OEM先はわかりません。
ギャルソンだから、パドローネなのかな?とも思いますが、木型の形も違う気が着ます。
とはいっても、当時の木型は権利の関係で使えないとか、あるかもしれないので何とも言えませんが…
ディテール
上からの全体像
真上から見ると結構ぽってりとしたフォルムであることが分かります。
ボールジョイントは広め。
履き口も大きく、すっぽりと足入れが楽ちんです。
前面付近と革
特徴的なバックル付近。
ベルトは大きく、モンクストラップというよりシャフトのないエンジニアブーツのような様相です。
製法はグッドイヤーぽいですね。
また、ダブルソールでのクッション性があります。
革はカーフ。
結構簡単に光ります。
柔らかく返りがいいです。
サイズ感やフォルム
サイズ表記は小さいけど…
一応表記上は25.5になってます。
しかし、全然ジャストフィット!という感じにすらなりません。
というか、僕はUK7.5が基本なので、26ほどのはず。
実寸的には26.5くらいありそうです。
ウィズも広いのですが、とりあえずかかとの抜けが気になります。
形の比較
手元にあった「ぽってり系」と比較してみました。
左から
NB991
コムデギャルソン
Alden 990
です。
内にフリこともなく、どちらかといえばスニーカーのような雰囲気です。
トゥまでしっかり丸いのも顕著な特徴ですね。
履き口及び背面です。
履き口もトリミングされているわけではないので、非常にぐにゃぐにゃ。
履いてみた~簡易コーディネート~
UNIQLOのチノ・501に合わせてみました。
裾で履き口が隠れると、よりエンジニアっぽく映りますね。
白いステッチ、ダブルソールなどの靴の底面にボリュームがあるようにも見れます。
履き心地 ・使い心地
ダブルソール、やわらかい革と履き口、ゆるめのフィッティングなどから考えるのに、サボサンダルのように使うことを想定されていそうです。
脱ぎ履きについては、バックルを取る必要がなく、シューホーンがあれば履けます。
緩めのフィッティングの中、バックルで甲に引っ掛けて履く…そんな感じ。
また、分厚いソールに対してアッパーが柔らかいので、思いのほか歩いていて変な固さは感じません。
シンプルなコーデの中で、ラフに使うのにちょうどいいのかもしれません。
まとめようナ
「服屋の靴は買うな」という考えもありますが、わかっていてそのデザイン性や面白みを味わう分には、いわゆる「本格靴」とは違った楽しみができると思います。
モードブランドは全然わかりませんが、昔の自分がどうやって履いていたか思い出したり、当時の生活に思いをはせつつ楽しんでいきたいと思います。