洗ってすっかりときれいになったパラブーツのフォック。
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もう、ここで満足しちゃってもいいのかな…
なんておもいましたが、どうせ家にいる時間が長いので、目立つ傷くらいは修復してみようかなと思いました。
修復したい靴の傷は…
靴を前から見たところです。
右足の正面にえぐれたような傷が目立ちます。
この写真では切り傷のようにみえますが、「傷の中央付近にある上方向に延びた傷」のせいで、観音扉状態。
また、革の奥にえぐれているので、結構深め。
縁石にでも躓いたのでしょうか。
やすりで整える
そのほか、爪先のヘリの部分も、ガサガサになっていたので、番手の細かいやすりでこすっていきます。
このやすりは100均で買いました。
観音扉状態になっていた革をどうすか…
そのまま接着剤でふさいでもよかったのですが、傷としては目立つかなぁ…と考え、いっそぴらぴらしたところを取ってしまい、パテで埋めることに。
(この判断が苦悩のはじまり…)
観音扉の革をはがしたところです。
また、多少やすりで整えました。
アドカラーを準備
埋めるために用意したのは、アドカラー。
染色用の物とパテを混ぜて、ベージュに近づけていきます。
しばらく混ぜていくとこんな感じに。
乾くと色が変わるらしいのでやや濃いめ。
うん、適性が分からない。
アドカラーの塗布
傷の部分を埋めるようにやや厚塗りしていきます。
今のところめちゃちゃ目立ちます(笑)
ここを起点に薄めたアドカラーを伸ばし周囲との差をなくしていきます。
やっちまった図
あぁ、ステッチに思いきりつけてしまいました…
本当に不器用です。
この時点で、めんどくさくなり、もう二度としないことを誓います。
今後は傷は、お店に出します。
それでも一応の完成図
その後、こんもりしてしまった部分をやすりで整えたり、周囲との境がなくなるように微妙に薄くしたりを繰り返しました。
前方から
傷の部分はだいぶ目立たなくなったと思います。
よく見ればわかりますがどうせ、汚れていくので経年変化とともに味になってくれるでしょう。
上方から
上から見ると目立ちません。
履いているときはよほど大丈夫かな。
履いたところ
どこかに行くわけではないですが、家の前で履いてみました。
今年はもう暖かくなっているのでちょっと季節外れの感じがします。
秋冬に向けて、ワックスを重ねて(アドカラーでマットになっている)爪先に艶を出したいと思います。
まとめようナ
ボロボロ露の状態で手にしたパラブーツをなんとか、履けるようにしました。
プロに頼んだほうがいいな…というのが不器用な僕の正直な感想です。
しかし、カジュアルシューズだし履いて言って味が出れば、今回の物もよい表情の一部になってくれると信じています。