定番品でありながら、多くの人やコーディネートに合うことで非常に人気のアディダスのスタンスミス。
僕は数年前に発売されたモデルを所有しています。
時代の変化というのか、サスティナブルの浸透の影響もあって今後のアディダス製品はエコレザーの使用に移っていくようです
これもまた仕方がないことと割り切りつつも、せめてすでに所有しているスタンスミスについてはしっかりとケアしながらなるべく長く現役でいてほしいもの。
これまでも、レザーへの栄養補給は行ってきましたが、ここらで一回しっかりとしたメンテナンスをしようかと。
久しぶりではございますが、当ブログの名物(?)企画である「靴の丸洗い」を行うことに決めました。
その他 靴の丸洗い記事
しかし、丸洗いって結構面倒じゃないですか?
どれ位効果あるの?ってことで、普通のクリーナーでのメンテナンスとの比較を行おうかと思います。
状態の確認
やわらかいレザーにシワが入り、いい感じの表情をしていると思います。
いくら使用感ありといっても、これぐらいの距離感ではスニーカーらしい表情といったところ。
もう少し寄ってみると・・・
やはりつま先付近には小キズや、汚れが見られます。
先芯が入っているわけではないので柔らかい爪先は履いていて至極快適ですが、細かいシワの中に汚れも入っているのでシワが黒く見えます。
シューレースをぎゅっと縛って履いているので、普段見えないタンはひどいもの。
不可侵領域を開けてみるとそこには無惨な黒ずみが。
革も表面が摩擦で破れていて可愛そうな感じになっています。
ここは・・・仕方ないにしても、マシにはしたい。
クリーナーでの汚れ落とし
使用したのはツーフェイスローション
まだまだなくならないツーフェイスローション。
え?これ尽きる日来るの?
みんなそんなにしょっちゅうフルメンテしてるの?
って感じです。
個人的な思いはともかく、ステインリムーバーやレノマットリムーバーに比べて刺激が少ないこちらのクリーナーは非常に便利です。
クリーナーによる汚れ除去結果
まずはつま先から傷は仕方がないですが、やや白さが戻ってきました。
もっとしっかりこすれば、汚れは一層落ちるのかもしれませんが、革にダメージ外気そうなので、一般的な革靴の汚れ落とし(鏡面部以外)くらいで。
単の汚れについてはプラスα強めに。
予想通りというか、なかなか落とし切ることはできませんが、薄めることはできました。
アシタカの最後のアザくらい。
丸洗い開始
さぁいよいよ丸洗い開始です。
洗面器に収まりきってないですがご愛嬌。
じゃぶじゃぶと水に浸していきます。
使用するのはいつものサドルソープ。
久しぶりの使用ですねています。
それにしても、靴を洗浄すると、スニーカー、革靴問わず浸している水が黒く染まる・・・
それだけ足からの汗やホコリって溜まっているのでしょう。
結果を比べてみよう
右足(左側)→クリーナー
左足(右側)→丸洗い
それぞれ汚れは落ちているので、白くはなっています。
これぐらいの距離感では、そこまで違いは見られませんが・・・
タンの黒ずみ汚れは、やはり薬剤のほうが薄くなっています。
しかし、滲むようになってしまっています。
丸洗いはそのまま汚れの面積が小さくなる感じ。
つま先を見ると、丸洗いのほうがシワの間の汚れもしっかりと落ちているのがわかります。
やはり水の洗浄力ってすごいですね。
つま先に限らず、全般的にこの傾向は見られました。
触れてみたら・・・
触れてみると結構な違いがありました。
左足(右側)のサドルソープを使用したほうが明らかに柔らかい。
これはしっかりと汚れが落ちたこともあるかもしれませんが、クリーナーによる洗浄はどうしても硬化しやすいのかもしれません。
まとめようナ
簡単にまとめると・・・
- 全体的にはサドルソープのほうがよく落ちる
- サドルソープ使用のほうが革が柔らかい
- 黒ずみ汚れはクリーナーのほうが薄まるので、要所で使用はあり
といったところでしょうか。
どうせやるなら、しっかり手間をかけても「丸洗い」というのがおすすめです。
メンテナンスで少しきれいになったスタンスミス。
週1〜2のペースで仕事場農地履きとしているので、また活躍してもらいつつ大事にしてやろうと思います。