なんやかんや気がつくと香水は増えています。
一年ほど前に、数種類だったものが、先日記事にしたティートニックを皮切りに、数点購入してしまったのが、秋冬。
まぁ、シチュエーションによって変えるというコンセプトがある以上、これもまた当然の帰着ですね。
現在所有する香水のうち、まだブログに書いてないものは2つ。
どちらも、30代の男性におすすめできるものなので、纏めて記事にしたいと思います。
前回の記事はこちら
REMARKABLE PEOPLE (Etat Libre d'Orange)
1つ目はエタリーブルドオランジェの、リマーカブルピープル(非凡な人々)
もはや、名前がかっこいいというか、物語性を感じさせる香水です。
角ばった香水瓶に、印象的なマーク。
中が見えずゴールドな瓶は、どこか気品を感じさせてくれます。
Etat Libre d'Orange(エタリーブルドオランジェ)とは
「エタ リーブル ド オランジェ(オレンジ自由国)」は野心的でセンセーショナルな香りのジュース。情熱的で豊かで、解放された香水。自由によって創造され、自由を愛し、自由に愛される、ある種別次元の知性を感じさせる全く新しい香水。比喩や皮肉を駆使して、香りの名前を作り出す気まぐれな香水。偏見を揺るがし、あいまいさを煽る、激しい香水。独創的なアイディアで遊び、繊細に構成された香りを昇華させるなかで見つける喜びを、全く新しい形で提供する。
香水ブランドらしい、独特な語り口で紹介されていますが、全く何言ってんだか分かりません。
リンク先である、ノーズショップさんは近年勢力を伸ばすニッチフレグランスにおいて、日本において先頭を走るようなショップ。
愛知県では、名古屋のタカシマヤゲートタワーモールの中にあります。
僕はそこで、このブランドの香水を試させてもらいました。
話を戻します。
エタリーブルドオランジェは、2006年に生まれたフランス発のブランド。
元々LVMHグループのジバンシィトレンドコンサルティングをしていたエチェンヌさんが、ブランドの制約に縛られず自由をテーマに作ったというものらしく。
香水瓶の中央にあるマークはその象徴のようなものらしいです。
結構、コンセプトがおもしろい香水が多く、エチェンヌさんのクリエイティブな思想から、調香師が現実的な香水に作り上げているみたいでますね。
攻殻機動隊とコラボした香水なんかもありましたし、ゴミをテーマにした香水もおもしろいです。
リマーカブルピープルについて
トップ|グレープフルーツ、シャンパンアコード、カルダモン
ボディ|ジャスミン、カレー ネオジャングルエッセンス、ブラックペッパー
ベース|ラブダナム、サンダルウッド、ロレノックス
非凡な人々をイメージして作られたこちらの香水は、メインの香りは「シャンパン」です
吹きかけた瞬間に、華やかなシャンパンの香りがジューシーに溢れます。
結構しっかりとした香りです。
自分の体調によっては、ベタッとした甘みのような香りに感じるかもしれません。
ただし、ミドルノートにあるブラックペッパーのような刺激的な香りも少しだけ感じます。記載はされてるけどカレーは感じません。
気分によっては、駄菓子のオレンジガムのようにも感じます。これは、グレープフルーツが関係しているのでしょうか(笑)
こんな人やイメージでおすすめ
優雅な、余裕のある香りで、少し大人っぽいです。
あんまり若い人だと少しちぐはぐするというか、それなりに服や所作なども合わせないといけないかもしれません。
また、個人的にはキレイめな格好にアクセントとして、合わせることが多く、ジャケットやスーツの際につけます。古着スタイルでは少し合わないかな。
女性でも、もちろんつけられると思います。
その場合でも、アクティブなファッションより、落ち着きのあるコンサバティブな雰囲気にアクセントとして使うと合うでしょう。
シャンパンの香りですが、夜っぽさや色気っぽさとまでは限定的ではないです
雰囲気にこそ、成約はありますが時期や時間には囚われず、使ってよい香水だと思います。
Need you(Laboratorio Olfattivo)
2つ目は、ラボラトリオ・オルファティーボの、ニード・ユー
シンプルな瓶に、シンブルな表記です。
名前も独特ながら、わかりやすく「あなたが必要」
Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオオルファティーボ)とは
ニッチフレグランスメゾンのなかで、マーケティングを捨てた香水界の異端児として、ひときわ強い注目を集める「ラボラトリオ オルファティーボ」(日本語訳:嗅覚の実験室)は、香りの芸術作品を生み出すために、イタリアで生まれた、全く新しい実験的なプロジェクト。香水の世界に、才能と情熱を注ぎつづける世界随一の若手パフューマー(調香師)たちが結集し、誰かからの注文や指示から完全に解放され、自分の感性と創造性のみを頼りとし、芸術的な至高の香りを産み出すことを、ただひとつのルールとして創設された
切り口こそは違えど、こちらもエタリーブルドオランジェ同様、メゾン系の香水の制約から解き放たれているブランド。
こちらもノーズショップさんで、取り扱われています。
ルームフレグランスなんかも出していて、伊勢丹だったかで売っていると思います。
設立は2010年。
売れ筋…などを気にせず、アートとして香りを調香師が作っているということですが、比較的香りはジェンダーレスな感じ。
ニード・ユーや、マイロなんかは、結構無難に男女どちらもいけます。
一方で、コズメルなんかは、分かりやすく男性っぽいですね。
ニード・ユーについて
トップ|レモン(イタリア産)、ピンクペッパー
ボディ|白い花々、ジャスミン、波のしぶき
ベース|アンブロキサン、サンダルウッド、ホワイト・ムスク
おい、なんだ波のしぶき。
レモンが、絶対的にイタリア産だったり、白い花々だったりは、まぁまぁ…
波のしぶき?
レモンやジャスミンの爽やかさが本筋の香水です。
水っぽく、うっすらとしていて強い主張がないことが主張。
うちの坊は、スイカみたいと言ってましたが言い得て妙。
フルーツのようなさっぱり感と水っ気を感じる香りです。
かなり爽やかで、癖はないですが、他によく言われる爽やか系の、マルジェラの「レイジーサンデーモーニング」やメゾンフランシスクルジャンの「アクアユニヴァリサリス」とはまた違う、より「儚い」
イメージです
こんな人やイメージでおすすめ
あまり、香水をつけていることを悟られないようにしたい感じに丁度よいのではと思います。
ただ、確実にいい匂いはしますが、本当にそれとないです。
優しく、儚い感じ。マッチョには似合いません。
女性には、結構汎用的に合うでしょう
まとめようナ
自由を求める2つの香水を紹介しました。
どちらも、少し大人につけてほしいとは思いますが、本人のイメージやシチュエーションによっては、多くの人に愛されると思います。
特に、リマーカブルピープルは、つけるとテンションが上がる…自分は非凡だと自己暗示をかけられるような気がするので、プレゼンのある日なんかにつけています。