先日、お嬢が1歳を迎えました。
友人のSewnの鈴木さんにもご協力いただき誕生日プレゼントとして、用意することができたのは、ファーストシューズ。
今回は、Sewnにとっても商品開発の試作品ということもあり、時間をかけつつ、丁寧な対応をしていただきました。
仮靴までありましたから(笑)
1歳児ながら、そして人生初靴ながらオーダーメイドの革靴を手にするというお嬢。
父の趣味爆発ですが、その詳細をまとめてみました。
概要
Sewn shoe-maker/ original First Shoes
Tストラップのかわいらしい靴。
女の子らしく(?)まぁるい見た目のかわいらしい靴です。
ベージュブラウンの優しい見た目からは、素足のようなナチュラルな雰囲気が漂います。
そもそもファーストシューズとは…
赤ちゃんが初めて履く靴(そのまま)ですが、意外と言い伝えやジンクスが多いです。
赤ちゃんが履くファーストシューズには、初めて履く記念の靴という意味以外にも、さまざまなジンクスや言い伝えがあるようです。諸説あるようですが、玄関にファーストシューズを飾るとその家に幸せが訪れるという言い伝えや、親以外の人からもらうと縁起がよいというジンクスは、一般的にも知られているようです
引用元:ファーストシューズとセカンドシューズの違い。買う時期や選び方、意味や言い伝えなど|子育て情報メディア「KIDSNA(キズナ)」
今回の靴も実用性というよりは記念靴の意味合いが強いです。
1歳、初めての誕生日ということで祈りを込めてプレゼントしました。
ディテール
ハンドソーンウェルテッド製法
なんと、ガチのハンドソーンウェルテッド製法(10分)になります。
つまり、こんなかわいい見た目なのに、中にコルクが入り、すくい縫い、出し縫い…などの工程をしっかり踏んでいるということですね。
職人の技が詰め込まれた、本格紳士靴顔負けの1足です。
ソールもレザーソール。
しかもヒドゥンチャネルになっています。
飾り釘の紋様もかわいいですね。
さて、ここまででお気づきの方も多いですが、
「1歳児歩けなくね?」
という状態です。
まぁそうですね。
ここまで本格的に作ってしまうと、返りも悪く滑るので(1歳児が)歩くのには向いていません。
今回の靴は「1歳児のセレモニー用」兼「歩かない外出時用」となっています。
(贅沢…)
革は…
艶やかでなめらかなこちらの革は、ベビーカーフのヌメ革です。
きめ細かく光沢の美しいベビーカーフは子供の瑞々しい雰囲気にマッチしますし、ヌメ革の経年変化は成長の象徴にもなるだろうということで、選びました。
ファーストシューズならではのディテール
子供に靴を履かせて抱っこしていると、いつの間にか靴を落としてくる…なんてことはないでしょうか?
その防止の裏ワザとして、「かかとのループにヘアゴムを通し、ゴムを足首にも通す」というものがあります。
というわけで、ヘアゴムが通せるようにかかとのループもスナップボタンで撮れるようになっています。
なお、このループを留めるのも手縫いだそうで…
恐ろしく手間がかかっています。
着画
お嬢も初めてちゃんと履く靴に興味津々。
ずっと撫でてました。
ベビーカーフのきめ細かさはやはり気持ちいいのでしょうか?(笑)
そして、この靴を履いて「一生餅」の儀を執り行いました。
父、満足です
(親族、若干引き気味)
まとめようナ
今回の靴はSewnにとっても「試作品」の位置づけにもあるのでややスペシャルなものになっています。
(【もうすぐ完成といい続けているALDENk】と同じです。)
商品展開される場合には、もうすこし実用性を求めて仕様変更されることを検討中だとか。
一生に1回のことだからこそ、記念として願いを込めた靴を送ってもよいのかと思います。
自分自身の靴は多くある中、この靴はかなり特別。
ある意味で一番手元に来てうれしかった靴なのかもしれません。
ループのことや革のことなど、わがままを聞いてくれたSewnさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。