なかなか記事にしようとしてもできないアイテムだったのですが…
不定期・断続的にではありますが、度々見直されるワードローブのアイテムたち。
買い増しというより、断捨離に重きを置いた今回の整理整頓では、手持ちのアイテムの価値を見直すことを重視していて。
現状、手持ちのジャケットのなかで最高レベルで着心地がよいこの服をこのタイミングで書き記しておくことも
大切だと思いました。
概要
Ring Jacket Meister 206 / Navy Jacket
以前より着画だけはなんどかblogに登場しているこのジャケット。
正直、ジャケット(やテーラリング)について詳しくない
ので記事にしかねておりましたが、上記の理由で登場。
抜群の着心地とこなれた雰囲気から購入後1年にして、公私ともによく着ています。
Ring Jaketとは
1954年、大阪にて「注文服のような着心地の既製服」というコンセプトのもとに設立。既製服で 「テーラーで誂えた様な着心地の服」を作ることにこだわり、大阪府貝塚市に本社直営工場を開設。(略)今日の独自の縫製スタイルを構築、国内随一のファクトリーに成長しています。(略)立体的かつ着心地の良い服を作り続けています。
国内のテーラードジャケットのファクトリーのなかでも最も有名なもののひとつで、多くのOEMも請け負っています。
例えばBEAMS,SHIPS,NOLLEY'Sなんかで、リングヂャケット製のアイテムを見たことがあります。
以前購入した、BEAMSのラインBrilla per il gustoのブレザーもおそらくリングヂャケット製。
日本人の体型に合わせたパターンで立体的かつ美しいシルエットを描きます。
これがまた、本当にしっくりくる。
注文服ではないのですが、変な引っ張りや窮屈な感じがしないのです。
Meisterラインと206
さて、そんなRing jacketのなかでも、ハンド(手仕事)を多用し、より一層手の込んだ作りをしているのがMeister(マイスター)ライン。
ハンドに拘る…というのは、そこまでないですし、マシンメイドでもいいジャケットなんかはたくさんあります。ハンド=着心地がよい ではないです。
しかし、やはり持ってるオーラというか手仕事ならではの甘い縫製による生地の雰囲気はかえがたいですよね。
Meisterラインは趣味の領域だとは思いますが、お勧めできるクオリティです。
さて、その中にあって206は更に上級レーベル。
基本的に直営でしか手に入りません。
※僕はというと、数回使用程度のものをかなりお値打ちに、大手リユースにて購入。
Meisterラインよりもアイロンワークにこだわり肩から背中、腰への吸い付きがすごいです。
この206には更にフルオーダーラインが存在しているようで1度は直営店でバンチを見て悩んでみたい…という野望があります。
こちらは直営店からの引用。
グレージュのネクタイとの合わせが、とにかくシックでかっこいいですね。
型no.271FH-206。
ディテール
概要を記述すると、
- 三つボタン段返り
- ノッチドラペル9cm程度
- 3パッチポケット
- アンコン
と、かなりベーシックな作り。
着丈もクラシックな丈ですが、長すぎるということもなく尻が概ね隠れる程度です。
生地感について
このジャケットの魅力は生地にもあるといえます。
Dorago社(だったかな)のウール50,リネン50のややシャリ感のあるざっくりとした生地。
梳毛のするするした生地よりも味のある生地の方が好きなのでこの感触はベリーグッド。
ウールにコシがあるのでリネン100よりも、復元性がありしっとり、シャリの塩梅が素晴らしいです。
この、くたっとした裾&ポケット周りがかっこいいんです。バッチリ決めるというより、余裕を醸し出してくれるので、大人っぽく決められる気がします。
取っつきやすさ、大事だと思うんですよ。
コーディネート
Shirt:Barba
Pants:incotex
バルバのリネンシャツと合わせて。
生地感が似かよっている上、同じ色味で相性は抜群。
立体的ながらカジュアルな雰囲気のあるジャケットとリネンシャツはマッチしてくれています。
パンツはインコテックス。
実はワードローブの中でもベテランな方。
ツープリーツですが、インコテックスらしい美脚テーパードが効いていてかっこいいです。
こちらイタリア製。いまじゃあんまりないですよね。
そして、メインのジャケットですが、ふわりと軽めな印象とくったりとした見た目がよいリラックス感だとおもいますが、肩周り胸周りの立体的なパターンのお陰で、ペラっペラのアンコンジャケットととは、貫禄が違います。
この雰囲気、色気にして、着心地は抜群なので本当によく着ています。
まとめようナ
インポートの、The..かっこいい ジャケットも好きですが、リングヂャケットについては『さすがの技術』の一言。
なかなか気軽に買える値段ではないですが、実はよくsaleになったりします。
今のところ、Meisterも206も補強する気はありませんが、手持ちのジャケットが擦りきれたとき、次もリングがいいなぁと思わせてくれる魅力があります。
こちらは、Meisterのsale。かなりやすくなってますね。
こちらはナノ・ユニバース別注。