みなさんは、鉛筆を使いますか?
製図や美術を生業・習慣にされている方を除くと大人になっての鉛筆の使用率はだいぶ下がりそうです。
所謂、ノーマルの鉛筆自体は、あまり使用しませんが本記事のメインである「大人の鉛筆」なる商品は愛用歴7年。
正直、万年筆以上に、「わざわざ使うもの」である鉛筆を、使うのか…いや、使いたくなってしまうのか…
今回、新しいものを購入したので、記事にしてみます。
概要
大人の鉛筆 / 和流 麻の葉 濃藍
柄に惹かれて購入したのが、こちらです。
胴体部分は木製で、いかにも鉛筆ですが、両端にはメタルパーツが使われています。
そう、こちらの「大人の鉛筆」は、構造としてはシャープペンシルに近いです。
自分に合ったものを求められるようになった今、もう一度鉛筆の感覚を味わいたいという大人の方のために作られた「大人の鉛筆」は(中略)シャープペンの構造を持っています。 また軸の部分はアメリカ産インセンス・シダー材で作られているため、鉛筆と同様の「木」ならではのぬくもりを感じられます。
こちらは、商品ホームページにあった文書です。
こちらにあるように、「わざわざ使う」ための、商品コンセプト。
鉛筆の感覚を味わうということが、第一義にあるため、こちらの商品は「鉛筆らしさ」を求めた結果のこの形となってます。
軸の部分はシダーで、柔らかく、手で握ると木の少し凹むような感覚を味わうことができます。
ぬくもり…といいますか、木製独特の手に馴染む感覚が、鉛筆でノートに書きなぐった記憶を呼び覚ましてくれるようです。
北星鉛筆とは
読み方は「きたぼしえんぴつ」です。
昭和26年創業の日本の老舗鉛筆メーカーで、東京都葛飾区に本社があります。
鉛筆は我が身を削って人の為になり真ん中に芯の通った人間形成に役立つ。立派で恥ずかしくない職業だから、鉛筆のある限り、家業として続けるように」引用元:会社概要|書いて作って楽しい未来をクリエイト|北星鉛筆
こちらは、北星さんの、社訓?モットー?
鉛筆に並々ならぬ想いをかけているようです。
我が身を削って役に立ち、芯の通った存在という極めて洒落の効いた一文が素敵ですね。
「大人の鉛筆」を使う
はじめに
シャーペンと同じように、かちかちと、上部の王冠を押すと、ペン先から芯が出てきます。
こちらの心は2mmのしっかりとしたもの。
不純物が少ない黒鉛と粘土を均一に混ぜ合わせて作られた、高級国産芯とのことです。
結構力を込めても折れにくい強さがあり、書き味も、なめらかで、書いていてストレスにはなりません。
書き味について
万年筆のインクフロードバドバの書き味とは違うのはもちろんのこと、シャープペンシルのカリカリとしたものとも全然違います。
2Bなどの濃いめの鉛筆に近いですが、書いたあとの文字が、そこまで手につかないのは驚き。(HB程度には付きますが)
ただし、通常の鉛筆のようにペン先を寝かして、絵を描くのには難しいような気がします。
7年ものとの比較
横に並べると
7年前は濃紺の無地のものを購入しました。
まだまだ現役といえど、並べてみると、小キズや凹みが目立ちます。
長く使うことのメリット
先程も述べたようにこちらの軸は木製。
長く使うと、持ち主の筆圧や指の位置に応じて本当に馴染んでいきます。
実は、この軸は通常の鉛筆より1mm太さを増して作られており、しっかりと握ることで「懐かしさ」や「癒し」を生み出すようにこだわられているようです。
革製品好きには、聞き馴染みのある経年変化を、実用の部分で起こしてくれる素敵な商品です。
この度、新品を購入すると(握りにくいとまでは言わないですが)長い間使用したもののほうが、指に合ってくれて、握りやすいです。
付属品について
こちらは、初代についてきた付属品の芯削り。
回転させるのではなく左右に回すことで芯を削ることができます。
大人の鉛筆は、当然ながら使用するとすぐに先が丸くなるので削るのは必須です。
おすすめの商品
こちらは、インターネットでの注文があります。
初めての一本にはこちらがおすすめですし、鉛筆削りとセットでの販売もあります。
ちなみに和柄はこちらです。
まとめようナ
「便利さ」だけをおうと、日常は効率期的に回るのですがさっぱりしがち。
あえて、童心に帰ったり、クリエイティブな刺激を与えるためにこちらの鉛筆はどうでしょう
単価も安いですし、普通に使っていてそんなに壊れることもないのでおすすめです。