年末に僥倖にも手に入れることができたJohn LobbのWilliam。
丸洗いを通じ幾分きれいになったものがどうなったのか…
記事にしてみたいと思います。
前回の記事はこちら
ヒドゥンチャネルの剥がれ
状態と経緯
靴裏を見てみると、ヒドゥンチャネルの一部がはがれています。
このままでも履けないことはないのでしょうが、あまり気持ちのいいモノではありません。
またスチールのほうもまぁまぁぼろい・・
擦れてしまっています。
ダブルソールの恩恵を受けてまだリソールまではいかなくてよさそうですが、これはお店にまかせたほうがよさそう。
というわけで、いつものSewnへ。
ともって言ったのが年末年始。
本来は納期はもう少し早かったはずですが、いろいろ相談をしていました。
それが上がってきました。
修理完了
この辺りはきっちり仕上げてもらいました。
スチールも新しくなり、すっきり。
コバインキが淵から漏れているのは、僕が失敗したからです…
アッパーのメンテナンス
さぁ、ここからは(一応)補色と、ワックスによる艶出しです。
使用したのはいつもの青缶
ベルトの部分はどうしても、ダメージがあるので乳化性のクリームを気持ち多めに縫って乾燥を防いだり、軽く補色して革の色をごまかします。
履き口、ベルトなどのどうしても負担が行くところのケアはなるべく丁寧にしたほうがいいでしょう。
こだわったクリームを使うこともいいけど、
- ブラッシングや汚れ落とし
- メンテナンスの際によりこういった細かいところをしっかり栄養補給
するほうがいいと教えてもらいました。
なので、僕はこのまま青缶使います。(終わるまで)
メンテ終了
全体にほんのりワックスも載せました。
やはり腐っても鯛、古びてもジョンロブ。
雰囲気がばっちり出ます。
転々とした黒ずみは薄くなった程度ですが、
埃なども消えてきれいになったインソール。
知っている人から譲り受けたものでもここは、できたら洗いたいです。
ダブルモンクは初めての所有ですが、ダブルソールの厚みとアッパーの押し出しでなかなか迫力がありますね。
しかし、シルエット自体が中庸なイギリス靴。
迫力を愛嬌に変えてくれているのでバランスがいいです。
ダブルモンクの顔。
ゴールドもいいけれど、シルバーの奥ゆかしさも紳士的な気がします。
履いてみて…
履きおろしは、A.P.Cのデニムでした。
ジーンズは茶靴やブーツのほうが似合いますが、こういったミスマッチも楽しみたい。
今度はスーツの時にも合わせたいです
楽しみが増えました。
動画はこちら
途中に出てくるブラッシングは「ふり」です(笑)
バックルとってないし。
まとめようナ
譲っていただき、およそ一ヶ月の時を経て履けるようになったウィリアム。
中庸の中に、足元のアクセントになってくれるこの靴を履きこなせる貫録をつけられるよう一歩一歩歩いていきたいです。