以前記事にした、「少し前の雑誌を読む」 の最後になります。
POPEYE、BRUTUSは発売時期に買っていたことが多いですが、この雑誌はバックナンバーを買っていたことが多いです。
Free&Easy
雑誌概要
1998年の創刊で2016年で休刊。
延べ、18年間発行されていました。
30~50代の男性をターゲットにしており、大人のファッションスタイルを提案されていました。
ラギッドスタイルを提案し続け、トラッドスタイル軸としながらも、それらをかみ砕いたような(自分で書いててもチョットワカラナイ)コーデやアイテム紹介をしていました。
また、ワールドとこの雑誌共同でラギッドファクトリーというブランドを展開していましたね。
セール気になると色々なアイテムが叩き売られていた記憶です。
先にも述べましたが、僕自身は、あとからバックナンバーを買っていたほうが多いです。
この雑誌に関しては量を持っていないので「おすすめの3冊」というより、「こんな雑誌だったな」と振り返る感じ。
2014年3月号
「ダッズスタイル」の特集は、定期的に出てきたようです。
様々なダッズ(中年世代の男)達の使用アイテムやコーディネート、それにまつわるエピソードについて語られる特集です。
こんな感じ。
トラッドスタイルが中心になるので、ジャケットやシャツなどのアイテムが多いですが、紹介されるダッズによっては西海岸的なサーファースタイルだったり、個性も出てきます。
こんな感じで「一本筋」の通った、個人のワードローブ、愛用品が見られるのは楽しいです。
あまり「一本筋」が通ってないワードローブなので、僕は。
この号ではスプリングコートの特集もありました。
映画の話や石津謙介など、昭和を感じさせるエピソード、アーカイブからの引用も多いです。
記事一覧も。
2012年10月号
同じく、ダッズスタイル特集です。
イラストレーターのソリマチアキラさんも出てきました。
着こなしがかっこいいですね。
クレバリーのチャッカブーツ、ジャガールクルトの時計など、男くささも薫るアイテムたちとブラウンベースでコーディネートしていることが分かります。
このソリマチアキラさんはbatakでのオーダーが多いんですね。
2015年10月号
そして、当時のTwitter靴仲間たちと盛り上がった思い出があるのがこの号。
靴にフォーカスを当てた特集でした。
靴の観点で、年表ができているのは面白い。
なかなか他の特集で見たことがなかったので、新鮮でした。
男性は歴史などのエピソードで服飾や小物を選ぶ傾向があるらしいので、こういった特集が刺さるのでしょう。
(僕もそんな感じです)
靴のそろえ方特集。
数人の有識者の方がおすすめする「はじめはこの5足をかうのがおすすめだよ」といった記事。
好みがあるので、正解かどうかはわかりませんが、「打順を組む」とか「俺が考える理想のチーム」みたいな「もしも~~~なら」の思想が出てきていいですね。
当時Twitterで仲間たちとこの辺りも語り合った気がします。
まとめようナ
これまでに紹介した「POPEYE」「BRUTUS」と比べると「お洒落」というより、ずいぶん「おとこらしさ」にスポットが当たった本誌。
休刊になってしまったのは惜しいですが、バックナンバーも特集によっては数十円。
読みごたえもずっしりあるので、気になる号があれば購入するのがお勧めです。