ここまで来るとさすがに意味が分からないらしいです。
(友人・奥さん談)
古い布に魅力を感じるようになりました。
特に紹介はしないような昭和の着物生地のハギレもいくつかあります。
今回の記事の生地は、古布(ヴィンテージクロス)に興味を持つようになったきっかけのもの。
概要
この布が、100年以上前の物だと思うとロマンを感じます。
今回はアンティーク古布初めてということで、30cm×17㎝ほどの端切れを比較的手の出しやす値段で。
更紗とは
まず、インド更紗(さらさ)とは、インド起源の綿の文様染め製品です。
エキゾチックな柄が特徴ですね。
また他のアジア諸国や、ヨーロッパなどで製作された文様染め製品を指して「〇〇更紗」と呼ぶことがあります。
日本にもたらされるようになったのは、東インド株式会社により、イギリスやオランダを経由してとのこと。
ちなみに今回のこの布は「ジャワ更紗」
インド更紗の派生、「インドネシア産」ジャワ更紗であると考えられます。
というのも、特徴であるろうけつ染め。
バティックと呼ばれ、色を付けるたびにロウを付けていくやっかいな製法です。
ディテール
模様について
インド更紗の特徴は目につく赤。
こちら(おそらくインド更紗ではないのでしょうが)も同等に目に飛び込んでくる鮮やかな赤。
紋様もバンダナに近いパターンです。
大筋は木版などによるスタンプ(刷り)でできていますが、ところどころ手書き。
味があって実に趣深いですね。
ロウ引き
やや、光を多く撮影するとよくわかりますが、表面にはろう成分が残っており、パリパリ。
つまり、しっかりは洗えません。
というわけで、ハンカチなんかには使えませんね。
いずれにせよ、もったいないか。
状態について
やや汚れあり、小穴あり‥といったところでしょうか。
この画像の下部のシミのようなものもあります。
とはいえ大穴があるわけでもないので、まぁまぁの状態だと思います。
今のところの活用方法
お茶をする人ならば、茶器を包むのにこういった更紗を使うこともあるようですが、端切れなのでちょっと面積不足。
そもそも、お茶しないですし。
額装
こういったものの活用で思いつくのはまずは額装。
ヴィンテージジーンズのフラッシャーや革パッチを額装する方もいますしね。
何かいい枠を買ってもよいのかもしれません。
ポケットチーフとして
コットンの布と割り切れば、チーフとして活用することもできそうです。
このような感じです。
いいアクセントにになりますね。
しかし、シルクやウールと違ってボリュームは出ないので、工夫が必要かもしれません。
まとめようナ
もはや、「骨董」にちかい趣味。’というかそのものですね。
こちらは確実にアンティークのチェーンを手にし、歴史にロマンを感じてしまったことから始まっています。
あまり深みにはまらないように気を付けつつ、深めたい。
そのための一つの線が、
「ファッション」「万年筆」など今ある趣味との関連性をもてるのか。
というあたりにしたいと思います。
ツボなんかは買わない…はず…(フラグ?)
でも、食器(カトラリー)・磁器系は気になるんだよなぁ・・・