スポーツミックスタイルというのは、どうにも避けてきたのですが。
たまに見るSNSや雑誌で海外スナップでナイロン素材のジャケットやショートパンツを着こなしているのを見ると、心の内がむずむずする年齢を迎えました。
35歳。レトロsportsスタイルを試してみたくなるような時期です。
概要
adidas nylon jacket / 80s vintage
お望み通りのレトロな配色。
胸に配置されるはUSAの文字。
ネットで購入したものですが、比較的安価6000円くらいだったので、白でも平気です。
アディダスとは
あまり説明する必要もないかもしれませんが。
アディダスは、ドイツに本拠を置くスポーツウェアブランドで、1949年にアディ・ダスラーによって設立されました。
アディダスは、世界中で人気の高いスポーツウェアブランドであり、ランニング、サッカー、バスケットボール、テニスなどのスポーツウェア、シューズ、アクセサリーを提供しています。また、ファッションアイテムとしても人気があり、ストリートファッションでも愛用されています。
アディダスのロゴは、三つのストライプが特徴的であり、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴です。また、最近では、環境保護やサステナビリティに注力し、リサイクル素材を使用した商品や、CO2排出削減に取り組んだ商品も展開しています。
アディダスの中にも、ファッション性の高いアディダスオリジナルスやヨウジヤマモトとのコラボラインであるY-3など、スポーツシーン以外にも幅広く展開してますね。
最近では、adidas blue versionというデザイン性の高いシリーズもありますね。
エコレザーに代わってしまったスタンスミスですが、プレミアムバージョンであるRECON(リーコン)はこちらブルーバージョンから出ています。
ちなみにプーマとの関係
アディダスとプーマは、ともにドイツのスポーツ用品メーカーであり、創業者も実の兄弟です。
アディダスはルドルフ・ダスラーが、プーマはアドルフ・ダスラーが創業しました。当初は同じ会社で働いていましたが、第二次世界大戦後、兄弟間の不和から別々の企業を立ち上げることになりました。
アドルフ・ダスラーはプーマを創業し、ルドルフ・ダスラーはアディダスを創業しました。当初は製造工場や商標の権利などをめぐって法的争いが繰り広げられましたが、後に和解し、お互いの商標を尊重することで合意しました。
その後、アディダスとプーマはそれぞれ独自に発展し、競合関係にあります。
しかし、兄弟間の確執があるため、両社ともに特定の商品やイベントに参加することを避けているとされています。
ただし、ドイツ国内では、両社の本社が近接しているため、時にはスポーツ用品業界の「聖地」とも呼ばれるバーデン=ヴュルテンベルク州で共同イベントが開催されることもあります。
ナイロンジャケットとは
ナイロンジャケットの起源は、アメリカ陸軍航空隊が第二次世界大戦中に開発した飛行用ジャケットにさかのぼります。
当時のパイロットジャケットは、厚手の革製で重量があり、長時間のフライトには適していませんでした。
そこで、軽量かつ防風性に優れた素材としてナイロンが選ばれ、パイロットジャケットに採用されました。
その後、戦後に民間に普及すると、ナイロンジャケットはアウトドアやスポーツシーンにおいても人気を博すようになりました。
1950年代以降、アメリカの若者文化においても、スタイリッシュでカジュアルなアウターとして定着し、今日ではファッションアイテムのひとつとして定番化しています
なお、近年の日本においてはヴィンテージ(古着)ブームによって、結構人気のあるアイテムなような気がします。
基本的に安価ですしね。
お小遣い制のおじさんにとってはありがたい。
ディテール
目を引くのは左袖の五輪。
このディテールから、こちらは1984年のロサンゼルスオリンピックのアイテムであることがわかります。
ロサンゼルスオリンピックとアディダス
アディダスは、ロサンゼルスオリンピックの公式スポンサーであり、オリンピックの公式スポーツウェアサプライヤーとしても知られています。
1984年のロサンゼルスオリンピックでは、アディダスは選手のためにデザインされた革新的なスポーツウェアとシューズを提供しました。
まぁその辺のアイテム…ということでしょう。
また、この大会でアディダスは、スニーカー「アディダス オリンピック」を発表し、大きな話題となりました。このシューズは、革新的なデザインとカラフルなストライプが特徴的で、現在でもコレクターアイテムとして人気があります。
その後、アディダスはオリンピック公式スポーツウェアサプライヤーとして、数多くのオリンピック大会でスポーツウェアやシューズを提供しています。
ヴィンテージを楽しむ上でのアディダス
いまだ、人気があり、アディダスオリジナルスでも使用され続けるトレフォイル。
右腕にはナイロンの光沢のある美しいトレフォイルが輝きます。
ちなみに、代理店を通じて入っているアディダスのヴィンテージでは、タグにデサントの表記があるものがあります。
デサントとアディダスは、かつて提携関係にありました。
1980年代から1990年代にかけて、デサントはアディダスの日本国内での製造ライセンスを取得し、アディダスのスポーツウェアやシューズを日本国内で生産・販売する権利を持っていました。
しかし、2000年代に入ると、アディダスは自社での経営に移行し、デサントとの提携を解消しました。
現在では、デサントは独自のスポーツブランドを展開していますが、アディダスとの提携によって培った技術やノウハウを活かしているらしく。
確かに、持っているデサントの「ddd」ダウンも高品質です。
その技術の土台にはアディダスとの提携があったから…なんですかね・
ナイロンジャケットのコーディネート
おじさんらしく、野暮ったく着る
Pants:M-52
ナイロンジャケットは結構ストリートファッションの要素が強く、「かっこいい」アイテムであると思います。
しかし、レトロにがばっと「ちょっと肌寒いから」「近くにあったから羽織った」みたいに何の気なしに着るのもいいのでは?と思います。
太めの、野暮ったさ代表みたいなフランス軍M-52チノパンを合わせて裸婦に着たいものです。
きっと、アメリカのおじさんはそんな感じで犬の散歩なんかに出かけているはず。
古着ファッションらしく着る
Pants:Incotex
一転。
このかっこいい配色を生かして着るために、他をモノトーンに。
THE古着ファッションみたいな着方もしています。
インナーの白Tはヘインズだったか、ユニクロだったか…
まとめようナ
30代男性がナイロンジャケットを着るときのポイント
サイズ感にこだわる
王道に着るならの話ですが。
基本的には、ナイロンジャケットは軽量かつシンプルなデザインが特徴的です。(このアディダスは違いますが)
しかし、大きすぎるサイズや袖丈が長いなど、サイズ感が悪いとダサい印象を与えてしまいます。
適度なタイトフィットで、肩や腕のラインが綺麗に出るようなサイズを選ぶようにしましょう。
ただ、今回はいなたいような、野暮ったい感じできてちょうどいい(だって派手だもん)ジャケットだったので緩めのサイズ感にしました。
自分なりの目的でサイズ感を調整してみてください。
カラーの選び方
ナイロンジャケットは様々なカラーがありますが、30代男性がおしゃれに着こなすには、無難なカラーを選ぶのがおすすめです。
例えば、ネイビーやブラック、グレーなどの落ち着いたカラーは、多くのコーディネートに合わせやすく、大人っぽい印象を与えます。また、トレンドのカラーを取り入れるのも一つの手です。
ただ、ナイロンジャケットのように安価で手に入れやすいものこそ、派手派手なカラーや柄を取り入れるのも楽しいのも事実。
赤のテーラードジャケットは着れないですが、ナイロンジャケットなら挑戦しやすいはず!!
ストリートファッションとナイロンジャケット
非常にマッチする横道な組み合わせとして、ストリートファッションがあげられます。ナイロンジャケットはカジュアルでスポーティーな印象があり、テイストが合わせやすいためです。
例えば、ナイロンジャケットをラフに羽織って、スウェットパンツやデニムパンツ、スニーカーなどを合わせるのがオススメです。
とはいえ、大人なストリートテイストを目指すなら、ナイロンジャケットにプリントが入っている場合は、トップスやパンツ、シューズはシンプルなものを選ぶことで、バランスの良いコーディネートになるんじゃないのかなと思います。
僕の場合は
- とりあえずは、子供と出かけるときにちょうどいい
- 仕事場で、空調温度が合わないときに羽織る
くらいの目的で活用しようと思います。
これからは、坊の運動会もあります。僕が何か運動するわけではないですが、坊が僕を発見しやすい…という利点もありますしね。