冬のインナーにはニット…
TOKYO METTINGでもイルミネートの店員さんに「(バブアーの中に)ニット着たらよい」と言われ、何か良いモノをさがしておりました。
しかしよくよく考えると「愛用品」の中でストックしているスウェットがある…
初代はボロボロになってなってしまいましたが、2代目をおろせばよいのではないか…ということで、そんなスウェットシャツの紹介です。
概要
Sbtract /Wool Sweat Shirts
今回はヴィンテージではなく、現行品。
しかもチャンピオンのような定番品でもなく、日本発のカットソーメーカーの「SBTRACT(サブトラクト)」のもの。
ブランドについて
SBTRACT(サブトラクト)とは、「引き算」を意味しています。素材の個性・特性を活かし、必要最小限にモノづくりする事をコンセプトとし、日本にある紡績・縫製・丸編み・染めをはじめとした工場と直で生産する事で生まれる新しい普段着を提案していきます。SBTRACT(サブトラクト)のアイテムはデイリーに使えるカットソーを中心としたアイテムで構成されており、お持ちのワードローブに溶け込む普遍性の高いアイテムばかりです。
このブランドの出すトップスは、シンプルで着やすいデザインながら素材にこだわる日本製らしい雰囲気。
このスウェットも、ゴリゴリのアメカジ系というよりは、ストリートやきれい目なカジュアルスタイルに合わせるのがいいかもしれません。
今回の物は名前から分かるようにウールが配合されており、綿だけの物に比べ保温性が高いことや柔らかい起毛感が特徴といえます。
なかなかネット通販でも見つからなくなってきたので、もしかしたら廃盤になってしまったのかも…と思いこの2号機をおろせなかったのですが、この度登板。
その他リネン配合のシャリ感のあるスウェットや使いやすい畔ニットなど気になるものが数多くあります。
出会いとこれまでの使用
僕が出会ったのは、4、5年前。
名古屋で人生2度目のオフ会があった時にその緊張をほぐそうと入ったお店で買ったのでした。
そのお店はこちら。
その後、ロンT代わりに使用したり、ミッドレイヤーに使っていました。
以前紹介したインバーアランの記事内のコーデにも。
数年間使用し、ウールの毛羽立ちや白に付着した汚れのせいでだんだん作業着や部屋着に…引っ越しを機会にお役御免となったわけですが、事前にヤフオクで落とし、ストックしておいたものがこちらということです。
ディテール
Vガゼットについて
さて、デザインとしてはオーソドックスなこのVガゼット。
御多分に漏れずこのスウェットにもついています。
これがなぜついているのかについては、詳しい話がこちらのリンクに載っています。
リンクによると
- Vガゼットには、「はめ込み式」か「貼り付け式」かある。
- 首元のスウェット生地をV字にカットし、その部分に三角形のリブ編み素材の生地を両面から貼り合わせてはめ込んだ仕様である「はめ込み式」は、伸縮性があるので着心地の向上が見込める。裏面から見ればわかる。ただし高価。
- 「貼り付け式」は1950年代以降に増え、安価だが着心地や耐久性においてはめ込み式に劣る。
ということでしょう。
そしてこれは貼り付け式。まぁ装飾のための物と思っていただけば問題ないでしょう。
首元には…
minimal quantity maximum quality / product of original material
(最低限の量で最大限の質を/オリジナル材料による製品)
の印字があります。
オリジナルの素材を使い、プレーンなアイテムをリリースする同ブランドの信念なのでしょう。
肝心のボディを形成するウールコットンの生地はやさしくふわふわ。
チャンピオンの物やキャンバーのヘビーオンスの対極を行く存在です。
柔軟剤のCMとかに出てきそうな柔らかさ。
洗濯を繰り返していくと徐々にけば立ってしまうのは混紡の欠点かな。
裏地もパイルになっているため着心地の肌触りもよいです。
タグ
タグがとってあったので見てみましょう。
ここにもブランドの信念のやつ。
ウールとコットンの混紡具合も、25ー75とか50-50ではないです。
ちょうど1/3ということでしょう。
プライスもこなれていてべらぼうに高いということはありません。
まとめようナ
アメカジのカッコよさというものはありますが、そのまま着てしまうとどうしても「野暮ったく」ておじさんぽくなってしまいます。
またコットンで暖かさを求めると分厚くなってしまいますが、ウールの混紡ならば薄いままでも比較的保温性があります。
カットソーなど様々なオリジナルの生地を開発する同ブランドはインナーとしておすすめです。