イタリアのシャツのよいところはやはりカッティングの美しさと着心地。だと信じてやまない。
どこのシャツがいいよ!なんて着てきてないですし、パターンがどうとか、ここの襟型がどうとかまでは、わからないです。MTMやビスポークにも興味はありますがとりあえずは、既製品を色々着たいかなぁ。今はちょっと結婚とかは考えてないかなキャピってしてる20代女子みたいな心情。20代女子になったことはないけど。
Maria Santangelo(マリアサンタンジェロ)とは
1953年イタリア・ナポリで創業されたカミチェリア。 創業者マリア・サンタンジェロ氏の高い技術指導の下、代々受け継がれる伝統的な仕立て技術を守りつつ、ハンドメイドとミシンを絶妙にブレンドさせ、丁寧ながら味のある雰囲気を作り続ける工房です。引用:Maria Santangelo(マリアサンタンジェロ)通販|BEAMS
なぜかずっとマリ”オ”サンタンジェロだと思っていました。Mario Muscariello(マリオムスカニエッロ)というブランドの名前が脳にこびりついていたのかもしれません。こちらも持っていないんですけど。
このブランドタグの「2+2」をどう、Maria Santangelo(マリアサンタンジェロ)って読むん?なんて思っていましたが、これは読み方とは関係ないようで。
「2+2」は4箇所がハンドポイントという意味(以前は2箇所のみがハンドで後から2箇所が加わったので2+2)らしいですね。それならそれで「4」でもいいじゃんと思ってしまうのは短絡的なのでしょうか。確かに算数の授業でも、式が大事ってこっぴどくしかられましたもん、小2のとき。
結果より過程が大事 「カルピス」と「冷めてしまったホットカルピス」
と詠んだのは現代歌人の枡野浩一。
概要
Maria Santangelo / Open collar shirt "FIJI"
ALBINI(アルビニ)社のがっつりとしたリネン。皺が深く入るし、陰影もばっちりとしていてとてもかっこいいんだけど、涼しくはない。
ジャケット中に着るタイプのものでもないし、シャツスタイルを楽しむものという認識で間違いはないはずです。
前に、とろとろとか海産物に使うような擬態語でリネンシャツを表現するって話をしましたが、これは”ゴリゴリ”リネン。海の者ではない。さては、お前、山の者だな。いや、リネンは始めから山の者か。
FIJI(フィジー)という型らしい
どうやら名を”フィジー”さんというらしい。BRショップのページにこちらのシャツが紹介されておりました。オセアニアの名前を冠しているのはオープンカラーのイメージなのでしょうか。
ディテール
やや厚めのシェルボタン。イタリア系のシャツを数枚所有するとだいぶ見慣れてきます。というか、一応このボタン付けが例の「過程が大事」の手作業ポイントの一つのようです。ほら、やっぱり鳥足掛けなんですけどうまく撮れなかったんで…
裾近くの閂止めもハンドポイント。
ガゼット好きなんで、ガゼットのほうが良かったような気もしたんですけど。
でも、シャツインしない前提のカジュアルシャツということを踏まえると、このほうがすっきりしていいのかと、思い直しました。
コーディネート
Pants:British Army
bangle:Le Gramme & kobitokoubou
Bag:SUSIE SVELT
裾もスクエアかっとですし、やや短めなのでやはりカジュアルな雰囲気。
シェイプがないボックスシルエットな割に、じゃあルーズなシルエットかといわれたらそうでもない。総じて、ちょうどいいので全年齢型で戦えそう。
太めのスラックスと合わせて、(写ってないけど)サンダルなんかをひっかけて”ちょいとそこまで”…の風味。あくまで風味なので、ホントは”ちょいとそこまで”の時にはわざわざバングルはしないのかもしれません。
まとめようナ
またリネンシャツ…という小言は我が家に(主の僕の胸中に)静かに、反響しますが、やっぱり春夏はアサなんですよ、”アサ”
グリーンの色味は好きなんで、SUSIE SVELTのクラッチバッグprofessorとも相性がいいでしょうし、助かります。
厚手で、袖まくりしづらい点と、型が少しポッコリすることのみ難点ですが、いつか例の「着こんでなんぼのトロトロリネン」をよりどころにがっつり着込んでなじませます。