ジーンズ自体は数本持っていますし、これまでも所有していくと思います。
例えばヘビーな児島ジーンズは独特のガサッとした、どこかクレイな質感がお気に入り。
元来育てるジーンズなのかもしれませんが、あまり気にせず、ラフに洗って履いてます。
一方で、汎用性が高いのは90sあたりのレギュラー古着の501
永遠の大定番だと思います。
その他、APC、JACOB COHENなどこれまで様々なジーンズを所有してきました。
しかし、 実は持ってなかった・・・・というか手を出さないようにしていたのはヴィンテージジーンズ。
かなりの沼だと思っていますし、そもそも単価が高い。
古ズボンにそんな値段?とか思ってましたしね。
ところが、ヴィンテージにハマるに連れ、「1本はほしいなぁ」ということで色々調べたり、古着屋さんで試着したり…
この春ひとつ大きな仕事を終えたご褒美に、1本購入しました。
概要
Lee / 101z 60s
LEVI'Sとならぶアメリカジーンズの雄、Lee。
最近はウエスターナーを購入したりと、今更ながらのLeeセルフブームなのでしょうか。
思い起こすに、高校生の時もLeeのジーンズを履いていましたし、大学生のアルバイトでも履いていたと思います。
ヴィンテージ市場では、LEVI'Sよりは球数が少ないものの、人気は劣るため60sであってもLEVI'Sよりもお値打ちなことが多いです。
101zとは
「101Z」はジェームス・ディーンが「理由なき反抗」で着用した事で一躍有名になったモデルで、Leeの代表とも言えるでしょう。
シルエットはレギュラーストレート。
ZはZIPPER、つまりファスナーのことで、世界で初めてボタンフライでなくファスナーを搭載したジーンズとなります。
こういった、「銀幕を飾ったアイテム」とかはやはりかっこよさマシマシに感じてしまいますね(ミーハー)
ディテール
タグと年代
年代の判別はこのタグを見ていきます。
所謂サイド黒タグ(60Sディテール)、MRがなし(70Sより、表記有り)
サイズ表記有り(64年以降?)ということで、64年以降の60年代ということになりそうです。
レイジーS〜このポケットが好き〜
Levi'sなどに比べて外側についているポケット。
このポケットがどこかおしゃれで、かっこいい。
まんなかのレイジーS(ゆるやかな、緩慢なS字)が流麗でおおらかでいいじゃ有りませんか。
Leeらしくて、すごく好きなんです。
腰回りのシルエット
実は若干のオーバーサイズ(表記34)ですが、太もも周りはそうでもなく。
このややゆとりある腰周りの雰囲気がどこか、やぼったく、いなたい。
そこからシューっとおりてくるラインがすてきです。
おそらく、お直しが入っているものかと思います。
しかし、それもまた古着の面白さ。
せっかくなのでいつかオリジナルも購入し、比較したいな
どうしてLeeを購入したのか
価格の問題
まず同じ60sでも、リーバイスだと値段が1.5~2倍くらいします。
ものすごい情熱で目的意識をもってヴィンテージデニムがほしい…というより、ヴィンテージの味を試したいというくらいだったので、こちらにしました。
ちなみにU50000円です。
スラッとした印象
シルエットは年代にもよりますが、スラッとしていてジャケットにも合わせやすいモデルといえばLee RIDERS のイメージがあったんですね。
これは、大学生の時にそのへんのノーブランドテーラードジャケットにLeeを、合わせていた原体験が合ったからかもしれません。
左綾という魅力
なにより、この「左綾」のくにゅっとした、柔らかい履き心地に、生地感にやられました。
糸の撚り方向と織物の綾目方向の相性により、左撚り(Z撚り)の糸を逆方向の右綾で織ると緩みが生じるが、糸の撚り方向と同じ方向の左綾で織り上げると、糸の撚りが締まって畝(綾目)が立つ。 よって、右綾デニムのざっくり感に対して左綾デニムは表面がフラットになり、光沢感やソフト感が生まれる。
マニアックな話に定評のあるAUBERGEチャンネル。
こちらでも、左綾の魅力について語られています。
まとめようナ
真夏になると着用は減りますがジーンズ自体はタイムレス、ほぼシーズンレスなアイテム。
Tシャツ1枚からテーラードジャケットとの組み合わせまで楽しんでいこうと思います。
また、いつかLevi'sや他のヴィンテージデニムも欲しくなるのかな?