日用品の充実を図り、検討を重ねていたマグカップ。
色々と魅力的なものがありましたが、ついに購入をしました。
梱包材に包まれて到着。思えば、陶器を購入することは初めてで、服を購入したたきとは違ったドキドキがあります。思っているような質感だろうか。欠けていたらどうしよう。
新鮮な気持ちでの開封。中から出てくるのは…
神谷理加子 作 チューリップモチーフマグカップ
所謂作家物のマグカップ。
沖縄を代表する神谷理加子さんの作品です。
確かな技術で創り出される丁寧な造形と、独自の手法で編み出される奥行きのある色合いで多くのファンを魅了する。
独立以来、西武工芸熊本岩田屋賞、九州陶磁器展などを始め、沖縄県内のみならず、数々の工芸展にて賞を獲得。
女性陶芸家ならではの気配りの優しい器。
おおらかで大胆な造形。そして青の釉薬と茶のコントラストが目に美しく。紳士服では馴染みのあるアズーロ・エ・マローネだな…なんて思いつつ。
白の線でぷっくりと絵付けされたチューリップも、愛嬌のある線。手書きの魅力は、指でなぞっても味わうことができます。
画像引用:上記サイト
ストライプの作品も、やちむん(沖縄焼き物)らしいふくよかな魚の柄もいいですね。柄が可愛らしくても、素朴な見た目と色で男性でも使いやすいと思います。
新しく手に入れたマグカップで飲むコーヒーや紅茶は格別です。ただしこちらは電子レンジNG。どうしてもの時は、坊がくれたマグカップは、電子レンジOKなので、移し変えてます。
豆を挽いて淹れるコーヒーは神谷理加子さんのマグ、気軽にレンジで牛乳を温めて作るカフェオレなんかは坊のマグ…気分や用途に応じてうまく使い分けていこうかと思います。
ここからは、、別の話題に。
新しい「青いもの」もあれば、経年変化している青いものも。一年と少し前に買った、sakura-claft labの001。
ボディに真鍮をあしらったボールペンです。
その売りの一つであった「経年変化」。一年、使用して結構真鍮らしい変化をしています。
まずは比較のために、過去画像。
これらが新品の状態。ゴールドのボディがきらめき、まだ真新しさを感じます。
さて、これが…
上部の頭冠は、構造上よく触れるところ。筋に沿って中が墨入れしたかのように黒ずんでいます。最上部の桜も黒くなっていますね。
もともとこの頭冠のモチーフとされていた「アンティークカメラのダイヤル」少しは「らしさ」が感じられるようになったと思いませんか。
一番顕著なのは、クリップ。完全に真っ黒になっています。こちらもよく手が触れるからでしょうか。
真新しさも消え、筆箱の中に馴染むようになった今、貫禄を帯び始めています。きっと使い続けたらまだまだ黒ずんできて、オンリーワンのペンになるでしょう。
書き味の変化は望めないため、万年筆とは違いますが、使い勝手が良いボールペンでも時間の経過を味わえるのはやはり楽しい。
変化の乏しいアクリル加工のブルーのボディ。ここはどう変化していくのか、はたまた変わり映えがないのか(その可能性が高い)
新しいマグカップも、すっかり相棒となったペンも、どちらも(青らしく)静かにしっかりと日常を支えてくれている気がします。
とにかく慌ただしい最近ですが、青の鎮静効果を頼りに、もうひとふんばり。