7月に軸からのインク漏れを発見、その後入院となったpelikanの万年筆が帰ってきました。
…といっても10月には手元にあったので、blog記事にしていなかっただけですが…
修理概要
破損について
今回の破損は、ペン軸からのインク漏れ。
この現象は急に始まったわけですが、心当たりはない…とも言いきれず。
実は、数年前に落としているんですよね…
その時、ペン軸からペン先が取れたのですが嵌め込んでみたら特に使えたので、無視していました。
それが数年間の使用で徐々にガタがきた…といったところでしょうか。
修理窓口は…
さて、今回の修理は、購入店とは違うところに依頼。
豊橋市付近では、文具書籍といえば「精文館」
以前は、神戸インク物語も破格で売っていた文具にも精通した書店です。
豊橋駅前にある本店はビルそのものがすべてお店。
文具館には、ペンクリニックも開催されます。
返却された封筒を見ると、次の修理窓口はセーラー万年筆ですね。
返却時
スーベレーンはこのようにプラスチックのケースにいれて返却。
よかった、プチプチとかで簡易包装されてなくて(笑)
ペリカンジャパンの修理明細もありました。
つまり
精文館(窓口)→ペリカン→セーラー万年筆(下請け)
という流れで依頼処理されたのかな?
なんにせよ、直ったのでヨシです。
修理後の姿
ものすごく、きれいになって返ってきました。
「使えるようになればいいや」くらいにしか考えていなかったので、これは僥倖。
むしろ、ペン軸新品じゃないか…
それもそのはずで、どうやらペン軸(ペンの胴体)が割れていたのが今回の漏れの原因。
思ったより重症じゃん…
完全に新しい【体】を手にいれて復活したM400。
ペン先は変わっていないので書き心地は以前のま
まです。
修理依頼からの流れのまとめ
期間
依頼をしたのが7月。
返却が10月でした。
つまりトータルでおおよそ3ヶ月。
そもそも、メーカーからの見積もりがに2ヶ月近くかかっていました。
これは、結構長いと思いますがどうやら新型コロナの影響もあったようで。
本来ならばもう1ヶ月ほど早く終わっていたようです。
金額
胴体そのものの交換でしたが、おおよそ10000円。
体積が大きいとこの交換なのにお得…と感じるのは浅はかですね。
なにせ、万年筆の命はペン先ですし、インク吸入機構は尻軸の方なので。
10000円でふたたび使用できるようなら安いものと感じます。
まとめようナ
以前どこかにも書きましたが、万年筆というアイテムは「オールドファッションド(時代遅れ)」の嗜好品。
10000円もあればちょっとしたファッショナブルなボールペン数本変えます。
でもやっぱり、愛用品…特に「育つ」ものとはなるべく時間を共にしたいですよね。
今回の修理を経て、より思い入れが深くなりました。
仕事中もふとしたときに、その存在にやる気をもらえる気がしています。