I wanna fly so high
Yeah, I know my wings are dried
大人になるってどういうことだろうと、みんな考えると思いますが。
そもそも、そんな生き物は存在するのでしょうか。
言い換えるのであれば、「子ども」ってなんでしょう。
「大人」と「子ども」の境界線はどこでしょう。
もちろん、法律的なことでなく精神性のところで。
変態する虫についてはわかりやすく見た目に変わります。
動物は餌を自ら取れるようになった時でしょうか。
鳥は自ら飛べるようになった時でしょうか。
人間は…その社会性を外界で全うすることができるようになった時でしょうか。
「節制」
人が生まれてから徐々に学習し、社会性や計画性を見についていくのに必要なスキル。
このスキルが、「完成したところ」そのはっきりとした線を引くことがでいないスペクトラム的なところで「大人」に変わっていくのでしょう…か。
僕がそのスキルを獲得しづらいのは、「こだわり」などと言われるような享楽的なもので、目に見えない、極々主観的なよろこびを、ものとものとの収集において連続的に感じるから。
つまり、揃う過程で、集める中で、並べる時間で、喜びを感じてしまう。
人は並ぶものに安心を感じる…ようですよ。
このいつまでも続いてしまいそうな暴風の享楽の中から飛び立たねば…
そして今、手にあるのは、飛び立つため翼ではなく。
黒い……鳥。
Tricker’s Wing-tip
ブラックコードバン。
ロングウイングタイプ。
ダイナイトソール。
靴が…集まるのです。
手中もとい、足元に。
結果、享楽的に集まった翼。
あこがれだった翼も 。
大人にならないとなぁ。
そして飛び立てなくなったクルルの横で、待ち続けるカララのように、一緒に飛んでくれませんかね、どなたか。
こだわりの風を切る翼が欲しい。
全然飛ぶ気ないんですけどね。
ウイングチップ最高。