GW中に読み返していたので。
The Long Goodbyeは、何度も読みました。
何をきっかけで、レイモンドチャンドラーをよんだのか忘れましたが、おそらく大学生のとき。
ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)
- 作者: レイモンド・チャンドラー,村上春樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/09/09
- メディア: 文庫
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- 作者: レイモンド・チャンドラー,清水俊二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1976/04/01
- メディア: 文庫
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清水俊二訳も村上春樹訳も読みましたが、所有し続けてるのは、村上春樹訳。
これは、村上春樹の小説は比較的好きで、その表現に慣れているからです、やれやれ。
別にハルキストではないため、そんなに村上ワールドに心酔してるなんてことはないですが、あの表現技法は、癖になるのです。
で、そんなわけで村上春樹訳の方を手元においてます。
さて、レイモンドチャンドラーの、代表作でもあり、探偵フィリップ・マーロウシリーズの中でも名作とされる本作ですが、主人公マーロウの男気が溢れます。
また、名言
「さよならを、いうことは少しの間死ぬことだ」
「ギムレットには早すぎる」
など、ハードボイルドな世界観は、日々細かいことで、死にそうになり酒に逃げる僕には刺さります、やれやれ。
マーロウは、松田優作が演じた探偵物語の工藤俊作のモデルだし、工藤俊作は、コナンの父親の名前のモデルだし、工藤俊作は、仮面ライダーWの左翔太郎がオマージュしてるし、フィリップ・マーロウのフィリップが、仮面ライダーWの左翔太郎の相棒のフィリップの由来のひとつだし、もうひとつの由来はフィリップ・ライトで、Wは左翔太郎とフィリップの本名来人(ライト)で右で、左右揃って半分こライダーなんですね。
※画像はWと同じ半分こな、キカイダー。
話がそれましたが、そんなマーロウシリーズのロンググッドバイは、数年前にNHKで、ドラマになってます。
主演:浅野忠信
いや、日本かーい。
最初はマジでそう思いましたが、舞台をあえて戦後日本にかえ、設定を練り直しつつもきちんとロンググッドバイの要素は忘れない。
個人的には、名作です。
そして、なにより、浅野忠信のスーツがかっこいい。
こちらは、DVD特典映像から。
YouTubeで見れます。
このワイドストライプのダブルのスーツを着こなします。
コートスタイル。肩がいいですね。
基本はモノトーンで、黒や濃いグレーベースですが、寡黙な孤高の探偵とよくあってます。
一方で
主人公の友人役の綾野剛の退廃的な富豪ぽい着こなしもいい。
雰囲気あります。
二人が並ぶと、白と黒になり、対になる構成。
(二人で一人の仮面ライダーだ)
まぁ昭和の戦争直後の服装を現代的にモディファイされてはいると思いますが。
なぜか吉本野芸人さんたちが良く出ているのもきになります。
小藪さんやエドはるみは、いつネタに走るのか不安になりますが、走りません。