チャッカブーツというのは今までどうにも「中途半端」というか使い勝手がよくわからず倦厭していました。
しかし、よい状態の物が出回っていたので、購入。
使ってみると、意外に「便利」
同じくジョンロブの靴はこちら
ビスポークのアンクルブーツはこちら
購入したジョンロブ・ジオーノ
概要
ジョンロブとは
ジョンロブの歴史については以下
チャッカブーツとは
ディテールやフォルムを見る
全体像・8896ラスト
使用するラストは8896
90年代に開発されたラストで、長すぎず、短すぎない塩梅のセミスクエア
…このフレーズ最近書きましたね。
この靴の雰囲気に近いかもしれません。
セミスクエアで、いい塩梅というのが。
もちろん全体的には違いますが。
上から見てみましょう。
アンクルブーツは、「アッパーの革がまっすぐ足首付近までのびる」というデザインの特徴から、ロングノーズ気味に見えます。
先ほどの、画像では、長めに見えたノーズも、上から見ることでそこまで長くないということが分かると思います。
また、ボールジョイントの絶妙なふくらみが柔和な雰囲気を出してくれていますね。
横から見ると
チャッカブーツの特性上、羽根は外羽でVフロント。
その革が前面に向かっておりてきて、「く」の字を描いてソールにつながります。
その周辺にはステッチがありますが、そのほかは概ねシームレス。
潔さと清楚さが出ています。
便利ラバーソール
ソールはラバーソールです。
やららかいこのソールは歩行時にらくちん。
レザーソールの雰囲気も嫌いではないですが、やはり便利さ」を求めるとラバーソールに軍配が上がります。
チャッカブーツくらいのカジュアルさだと、レザーソールでも、ラバーソールでも行けると思います。
お好みでどうぞ。
揉み革の柔らかさ
型押しでなく、しっかりと揉まれてできた革は、柔らかさとしなやかさがあります。
歩いていて柔らかいということは非常に大きなメリットですし、スムースレザーよりも傷が目立ちにくいということはありがたいです。
ジョンロブはよくぺリンガー社のシュランケンカーフを使用しますが、これもそうなのでしょうか?
そこまではちょっとわかりませんが、所有する筆箱の感触に近いものは感じます。
コーディネート画像
履いてみると、いろいろなシチュエーションでいけると感じました。
スーツにチャッカブーツ
色が黒ということもありますが、大きな違和感なく使用することができます。
冠婚葬祭やシチュエーションが堅めの時にはお勧めしませんが、日常的には大丈夫なことが多いのではないでしょうか。
カジュアルにチャッカブーツ
形の似ている(というかほぼ一緒)のジョージブーツは軍用。
同じようなイメージでカジュアルに合わせても大丈夫だと思います。
ラフな格好に合わせてしまうと違和感になってしまいますが、シャツなどの上品さを感じるアイテムとともに「ドレスアップ」の雰囲気に使えばよいでしょう。
チャッカブーツはこんな人にお勧め
ON/OFF兼用な靴が欲しい人
上述のように、「中途半端」を「良い塩梅」に変換して、ビジネスにもカジュアルにも合わせる靴が欲しい方にはお勧めです。
僕は出張の時にも、軍パンにも合わせています。
軍パンにジオーノ。
脱ぎ履きの多い人
ブーツなので意外に映るかもしれませんが、アイレット(紐穴)が2つしかないので、脱ぎ履きは意外と簡単です。
一日の中に脱ぎ履きが多い職種の方にはいいかもしれません。
まとめようナ
使用できるシチュエーションが多いチャッカブーツは、2足目以降の革靴としておすすめです。
個人的には揉み革や、スエードなどの柔らかい雰囲気をもったものをおすすめしたいですが、やや固めにスムースレザーでもかっこいいでしょう。
まずは入門編として、形の近いクラークスのデザートブーツなんかもいいかもしれませね。
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