白シャツというものは、無垢なようで雄弁であると思います。
柄物に比べ、繊維や糸そのものに目が向くような、語りかけてくるような。
「ニュアンス」の一言で済む話なんですけどね。
スーツやジャケットスタイルに合わせるドレッシーなものは別ですが、カジュアルスタイルに合わせるようなシャツは洗いざらしなことが多めです。
英デザイナー、ナイジェルケーボンではないですが、皺の一つ一つもシャツの持つ語彙な気がして。
ENDS and MEANS
このシャツを購入したのは二年ほど前です。
レイヤードなどほぼせず、シャツスタイル。
馬布コットンではりがある生地は着ていて気持ちがいい。
首周りは襟なし。すっきり。
※痩せていた時分に買ったので、「S」
もはや、カジュアルシャツと言ったら・・・で有名な同ブランド。
なんども着て、洗い、晒し、着て、洗い、晒し…をしているため、くったりと柔らかい着心地です。
綿麻なので、間もなくシーズンアウト。
来年も着られるようにダイエットにいそしみます。
FRANK LEDER
破壊力抜群。
ヴィンテージベッドリネンシャツ というやつです。
長いこと、あこがれていたものを購入。
こっそり着続け、もうこれ以上縮まないだろう(縮まないでね)
ゴリゴリ「ヴィンテージでっせ」と話してきます、この生地。
幾分柔らかくはなってきたものの、まだまだ自我旺盛。
「前ならえ」のような襟。
凛々しいですが、着るときにはもちろんやめてもらいます。
ネップ感のある生地。
クルミボタンの雰囲気。
随所から、語り掛けてくる内緒話、何の話?
このときから、夏の間は眠ってもらいました。
なお、余談ですが、仕事では無印のオックスフォードシャツをよく着ます。