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趣味:ファッション 「行動」について

 

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ファッションか、スタイルかという問題(議論)は置いといて。

服飾にこだわりをもち、「着飾る」行為を「趣味:ファッション」状態とするのであれば、その趣味における主な行動にはどんなものがあるのであろうか。

そして、その行動の違いによって、どんな目的の違いを生んでいるのであろうか。

 

さて、人の活動に対する見解を述べる時に、私個人の思考パターン(思想に近い)は、人の「行動」に注目することが多い。

ここで言う「行動」とは、行動心理学における「行動」に近く、心理学者スキナーが提唱した行動分析学を単に発する系統的な学問に由来している。(職業上・・・)

 

まあ、つまるところ「(概ね)五感に感じることができる人の動き」を行動とし、それ以外は(議論上では)「行動」に該当させない。

 

食べる:食べている様子を実際に見ることができる → 「行動」考える:他者はその行為を感じることができない →「行動」ではない

考えているようなポーズをとる:ポーズを見ることができる → 「行動」

歌う:歌っている様子を聞いたり、見たりすることができる → 「行動」

 

これについては、「死人テスト」をググってもらうのが良い気がする。

もっとも、死人テストによって議論を展開するのであれば、

「横たわる」「着続ける」あたりも「行動」ではなくなってしまうけども。

 

このあたりの「行動」に注目し、その事前の状況、事後の結果に注目し、「行動」目的を」明らかにすることやその後の行動変容を計画する方法を応用行動分析という。

 

前置きが、複雑且つ面倒くさくなってしまった。

ともかく、この応用行動分析を用いて、「趣味:ファッション状態」の人々について考えていきたいと思う。(もちろん、分かりやすいサンプルは私自身である)

 

さぁ、始めよう。

まず、取り上げる課題については、「服(靴、小物含)を買う」という「行動」について。

 

環境:服が不足している

行動:服を買う

結果:服が増える

 

こう書くと比較的当たり前のことを当たり前に表現している気がする。

 

  • 環境:服が不足している について

文字通り不足していようが、(一般的に、実質的な数として)充分服を持っていようが、 その人にとっては、「不足しているから買う」

それは、欲求的に満足していない(上位のものが欲しい)=不足の時もある。

ストックがあれば安心→ストックがなければ、不安=不足として、ストックを不足させている場合もあると思う。

 

  • 行動:服を買う について

「買う」行為は、店舗でにせよ、インターネットでにせよ、第三者が目にすることができるので行動である。

 

  • 結果:服が増える について

この、「増える」ことが本人にとって快のものである場合、行動に対する正のフィードバックが発生し、行動が反復され「強化」される。つまり結果を受けて、「行動」が増えるようになる。

もしここで、不快になるようである(例えば、ミニマリスト)ならば、負のフィードバックが発生し、行動は「消去」されていく。

買い物依存症の方の場合、「買う」ことによる快楽がこの強化をしつづけているのだといえる。

また、同様に、「買う」行動と「SNSに投稿する」行動が連結し、結果が「いいねされる(承認される)」快楽とつながるとSNS依存だ。

 

さて、行動に付随する「結果」がどのように作用するかは個人差があるとして、ここでは「強化」する状況、つまり「行動:服を買う」が増えていく状況について見に行こう。

 

(このあたりでネタバレするけれども、最終的には最近買ったものの話に落ちます。)

 

「強化」されている場合、何らかの快の増加が起きている。

 一方で、その反対側の側面についても、同様に語ることができる。

「快の増加」の反対、つまり「不快の減少」である。

 

人は、快楽の増加、または不快の減少を求めて行動を繰り返す。

 

・・・そう、つまり、最初の例

 

環境:服が不足している

行動:服を買う

結果:服が増える

 

は、「快楽の増加」の面もある一方で、「不快の減少」の側面は強い。

ここでの不快は「不足」のことである。

 

よく「女性はシチュエーション別に服を買う」と言われる。

統計的な話は知らないけれど、「今年の夏」と「去年の夏」は違うシチュエーションだから新しく水着を買う とか。

それはつまり、シチュエーションに対する不足を補う形で服を買っているのではないのだろうか。

しかし、一般的に女性の方が「趣味:ファッション」状態が多く、(一般論で)おしゃれなのは「不足(不快)を消去したい」欲求の強さに支えられているとも推測できる。

そもそも人は、100万円の利益を求めるより、100万円の借金がなくなる方が、良いらしい。

これと同様なものとして、この「不快の減少」への欲求、およびその「結果」へと導く行動の強化は強いものであると思われる。

 

女性の話をしたので、逆に一般論としての男性の話へ。

男性における「趣味:ファッション」状態では、きわめてマニアックな範囲、言い換えるならばオタク的に追及する例を良く見かける。

 

まぁ、僕もそうだ。

(個人的にはまだまだひよっこレベルではあると思うけど)革靴を20足持っていたり、テーラードジャケットを季節ごとに揃えたり。

そして、

シルエットがイギリス的だの、

製法がどうのだの、

ラペル幅だの、

この柄にはこの柄だの、

茶色のウイングチップはもってるけど、カントリー的すぎるから黒の・・・・・だの

 

どの趣味にも言えることだけれども、「終わり」はない。

飽きた時だけだ。

飽きない限りは、深まり続け、広がり続け、不足が生じる。

そして、その「不足を解消しようとする欲求」でもって、行動は強化され、不足を生み・・・と繰り替えす。

 

このループが幸か不幸かという話ではない。

個人がそれを社会生活に支障をきたさない程度に味わい、飽きるまでしゃぶり続けるのであればそれがあるべき姿なのかもしれない。

 

 

で、

 
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紫×黄のネクタイ(Ulturale)

 


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春夏用ジャケット(TOMORROW LAND)

 


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クラッチバック(order-made)

 

が不足していたので、買いました💕

じゃあ合わせる

 

ポケットチーフ

スラックス

革小物

 

への不足感を生み出しているのです。

アイテムの紹介についてはまた

 

アディオス☺

 
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はじめての応用行動分析 日本語版

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