クレリックシャツが好きです。
身頃の色柄にたいして、襟とカフスのキリッとした白さがジャケットの中で洒落っ気を出してくれる気がします。
社会人になりたての頃、職場近くのオーダースーツ屋さんで初めて仕立てたシャツもグレーのクレリックでした。
さすがに10年着たら色々擦りきれたり、汚れも目立つようになり処分。
とはいえ、グレーのクレリックは非常に便利だったのでまた買い直しました。
概要
100hands / stripe shirt
冒頭でのべたグレーのクレリックシャツはベタなグレーにホワイトでしたが、今回は細目のストライプ。
大人になってきて、柄を取り入れる勇気と許される職場での立場がついてきました。
100HANDS(ハンドレッドハンズ)とは
RAKEか、なにかで数年前に知ったブランドです。
基本、イタリアシャツが多いので、自分の中では新ブランド。
オランダ、アムステルダム発祥のハンドメイドシャツブランドです。
ブランドの起源は162年前創業インド。
6世代続く紡績会社が母体ということで、なかなかロマンを感じる物語性。
5代目が彼の身内の為にシャツビジネスを20年ほど前に誕生させてのスタートです。
ディテール
通常ラインとゴールドラインについて
ここのシャツには、フルハンドのゴールドラインとセミハンドの通常ラインがあります。
ゴールドラインは手裁断で32か所手縫い。
通常ラインでは、裾巻きと身頃線がミシンというのが違い。
肩周りなんかは同じく手縫いなので、(僕は)着て差を判断するのは難しいですね。
しかし、ハンドが多い分とても着心地がよく、肩まわりは非常に楽です。
小気味よいストライプ
コットン100ですが、ややかすれたグレーのストライプ。
このかすれ具合が白×グレーのニュアンスを近くしてくれて主張しすぎないのがいいんです。
ストライプのピッチとニュアンスが実に小気味いいリズムです。
肩周りのいせ込み
ハンドで着心地を左右する…とくればやはり肩まわりの話は外せません。
見頃にいせこまれた袖部分は肩の可動域を広くしてくれます。
コーディネート
※画像を使い回しでごめんなさい。
Suit:Aldex
Tie:Atto vannucci
ネイビースーツに黒のニットタイで合わせました。
襟が身頃と同じくストライプだと主張が強くなってしまうのですが、ベタ白のキリッとした表情に救われます。
TVフォールドのリネンチーフとも、リンクしてますね。
Jacket: Brilla per ilguest
Tie:Holliday & Brown
こちらはブレザーの中に。
ストライプ×ストライプでも、先程のコーディネートと同様に首元の白が少しは中和してくれています。
もちろん、ストライプのピッチを変えたり色を重ねすぎないことも大切ですが。
その点では、グレーというのもありがたい。
まとめようナ