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ローファーという夏の季語

 

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全国各地猛暑や酷暑…

お盆休みの直前だというのに、なかなか外出もできず気が滅入りますね。

新たな靴を探しにいくことも叶わないので、手持ちの靴を見直しましょう。

 

さて、春夏の代表靴と言えばスリッポン。

足元に軽快さを与えてくれるローファーは、この季節にぴったりの靴と言えます。

 

 

 

手持ちのローファーについて


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手持ちの靴の中で、ローファーは5つ。

実は同じ色のものはなく、茶の靴でも色味が違います。

 

余談ですが、「茶(ブラウン)」一言で閉めるのではなく、微妙な色味の違いを味わう妙味は靴好きあるある。

「雨」に多くの日本語を当てる日本語の奥深さのように、靴好きをずぶずぶと沼底に沈める1つの要素でもあります。

 

閑話休題。

所有ローファーについて。

それぞれの靴の詳細については、過去記事を参照にしてください。

今回は、各ローファーたちを色々なズボンに合わせてみました。

 

クールビズスタイルとローファー 

「クールビズ=ダサい」なんてイメージも未だ若干残っていますが、マンゴーが集荷記できるようになりもはや亜熱帯の日本において、生命の危機にもつながる「酷暑」

せめて、クールビズも楽しみながら、過ごさないとやってられません。

 

「ジャケットやシャツをどうする?」という、所謂「メインディッシュの調理」も大事だとは思いますが、「出汁」の様にじわじわ効いてくる下半身は、意外とクールビズの骨子だと考えます。

なお、「スパイス(調味料)」は「鞄」や「時計」かな?(笑)

 

タッセルローファーのコーディネート

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Pant:Rota

Shoes:Sewn shoe-maker (Bespoke )

 

この夏大活躍のタッセルローファー。

薄いソックス様に若干のインソール調節をしてもらったおかげで、すこぶる快調です。

マッケイの軽さ、薄さに起因するエレガントな雰囲気がリネンのベージュスラックスの優雅さにあっていると思います。

 

そもそもタッセルローファーはスーツスタイルに合わせてもよいとされる説もあるので、コインローファーより上品に見えるのではないのでしょうか。

また、モカシンではなく、ステッチによるイミテーションウイング。

タニノクリスチーのオマージュでオーダーした「飛べない翼」なんて中二病の魂(ゆめ)が込められていますが、ここにきて好転。

すっきりとした見た目が功をなしている気がします。

 

タンカラーのコーディネート

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Pant:UNITED ARROWS

Shoes:New & Lingwood

 

こちらもよく履いているグレンソン製N&Lのタン色のローファー。

破格での購入ですが、クラックの心配も今のところなく、モチモチスベスベの革質は見て取れるところ。

クールビス用パンツの光沢あるネイビースラックスには明るいローファーを合わせて華やかさを出しました。

職場の女性に「チャラい」といわれましたが、誉め言葉として受け取れるのは靴の輝きのおかげでしょう。

 

タンカラーはスーツに合わせると浮きそうなモンですが、ジャケパンやポロシャツくらいのカジュアルさにはマッチすると思います。

明るい色は雨染みが目立つこともありますが、「梅雨明け」の象徴だってはしゃいで熱さを迎え撃つにはいい感じでしょうね。

 

 

 

ジーンズとローファー

やはりローファーが真価を発揮するのは、カジュアルなコーディネートではないでしょうか。

特にジーンズと合わせても、おかしくない、寧ろハマることは「ローファー」という靴のジャンルが人気である由縁の一つだと予想します。

 

カラーローファーのコーディネート

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Pant:A.P.C

Shoes:Sewn shoe-maker (MTM)

 

A.P.Cの「New Standard」は美脚パンツとして有名で、その恩恵にあずかってます。

細身のジーンズと「赤」のローファーはなんとなく「フランス」ぽいかなぁと勝手な解釈を振り回しています。

だれも分からないですが、A.P.Cと靴の革がアノネイってことで。

 

それにしても、写真からも分かるこの屈曲性はボロネーゼ製法によるもの。

屈曲性と足を包み込む独特のフィット感のボロネーゼ製法は、実はSewnの裏・お家芸。

 

 

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Pant:Levi's 503B(90s)

Shoes:Sewn shoe-maker (MTM)

 

もう少し、チープ(実際安価)なジーンズと合わせて、コントラストの違いを楽しむのもカジュアルスタイルならでは。

トップス次第でめちゃくちゃにもなりそうですが。

(実際は赤のラコステを合わせています)

 

この赤さは実際コーディネートを選びますが、足元メインの押し出しを表現してくれるので、話の話題にもなります。

さっき「靴はコーディネートの出汁」なんていってたのにネ。

 

 

派手ソックスとのコーディネート

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Pant:児島ジーンズ

Shoes:J.M Weston 180

 

ローファーはオックスフォードやブーツに比べ、履き口が広く、「靴下を見せる」ということもできます。

派手なソックスを見せる「タッキースタイル」が流行りましたが、さすがにそこまではノれず。

今更ながら、イタリアらしい発色良い柄のロングホーズ(ReD SOX)を履いてみました。

太めのゴツイジーンズは23ozとかいう重さ。

紺(青)×茶のアズーロエマローネを意識しなんとか色調的にはまとめ。

コロンとした可愛いフォルムからは想像がつかないような頼りがいある汎用性は180の真骨頂ですね。

 

コットンパンツとローファー

カジュアルなパンツはジーンズだけではありません。

その他、アースカラーなパンツとカジュアルなローファーはい意外と大人っぽく見せてくれると思います。

というのも、安易にスニーカーにいかず、「あえての革靴」感と「カジュアルな雰囲気」を同時に味わえるからでは?

 

キルトローファーのコーディネート

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Pant:ANATOMICA

Shoes:Polo country

 

ややゴールドに近い濃いめのベージュと、真鍮パーツは相性抜群。

太めのチノクロスの男らしさとモカシンの組み合わせ臭くてよくないですか?

 

以前、2ndのローファー特集についての記事でも「好き」と書きましたが、ファンシーながら意外と使いやすいバンドオンキルトローファー。

デザインのバランスはさすが、アパレルの靴。 ラルフローレンの革靴はバランスがいいと思います。

 

 

オイルドレザーで アンラインドのマッケイ製法。

楽さ極まりないこの靴はまさにサンダル代わりの「ローファー(怠け者)」

素足履き風…ではなく、マジモンの素足履きなので、他人に家には上がれませんが。

 

軍パンとのコーディネート

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Pant:US ARMY

Shoes:J.M Weston 180

 

再度登場のシグネチャーローファー。

オリーブ×ブラウンという色の組み合わせは大好きです。

そして、再び靴下はRed SOXのロングホーズ。ベージュブラウンのレイヨウ柄。

軍パンと合わせるならば、やはりソールに力強さがあるグッドイヤーウェルテッド製法やノルウェイジャンの物が相性ヨシ。

 

まとめようナ

もともと「一足あればいいや」のつもりだったのに、気が付けば増えているのがローファー。

色だけでなく、デザインも豊富で実はハマる人にはハマります。

程よいカジュアルさ、脱ぎ履き多い日本での利便性、「アイビースタイル」等のストーリー性etc…夢中になる要因なんていくらでもあるので、自分だけのお気に入りを見つけて、夏の履物として味わってください。